巨大な遮光器土偶が壁にはりつく日本一独特な駅舎と呼んでも過言ではない「木造駅」
「え、なんで駅に土偶?」と誰もが二度見してしまうこの光景。
地域活性化の策とシュールさが入り混じった不思議な駅前は、大変味わい深い物があります。
この記事では、木造駅の遮光器土偶の秘密から、遺跡、そして訪れたら立ち寄りたい飲食店までまとめてご紹介します。
なぜ駅に土偶が!? 木造駅の遮光器土偶とは

高さ17メートルの土偶が駅にそびえ立っている?いや、めり込んでいる木造駅。

地域の亀ヶ岡石器時代遺跡で出土した遮光器土偶がモチーフで、本物同様左足が欠けているのもバッチリ再現。
欠けた所が入り口になっているグッドデザインが可愛らしいです。
土偶の遮光を由来に愛称「シャコちゃん」で親しまれているそう。
旧木造駅が「木造といえば土偶!」をPRするため1987年(昭和62年)国の「ふるさと創生1億円事業」を活用し、1992年(平成4年)に誕生しました。


木造駅の遮光器土偶の目はいつ光る??

遠くを見透かすようなスリットな眼差しに、分厚い胸板に刻まれたいにしえの紋様…これだけでも充分、迫力のあるお姿なのですが、
なんと列車の発着時刻3分前に合わせて3分間、目が7色に点滅する仕掛けも施されているんです。
その名も「いらっしゃいませビーム」!!
列車の本数は1時間に約1本のペース。60分間中、3分間だけ見ることのできる古の眼差です。
最初は地元住民に反対された「いらっしゃいませビーム」

可愛らしい、いらっしゃいませビームですが
誕生当時の30年前は地元住民から「気味が悪い」と不評を受け、しばらく点滅を自粛していました。
しかし、その絶大なるシャコちゃんのインパクトから、駅の外観を目的に観光客が訪れるようになり一気にまちのシンボルに。
地元住民の「もう見慣れた」という意見を受け令和元年からは発光ダイオード(LED)にリニューアルしました。
駅舎の中もこだわりのデザイン

駅舎の中には券売機だけでなく観光案内所もあり、そこはまさに**「土偶の殿堂」**。
ストラップ、Tシャツ、マスクなど……気づけば「全部土偶じゃん!」とツッコミたくなるほど、遮光器土偶にまつわるグッズがずらり。
木造駅前の飲食店「神武食堂」がおすすめ
木造駅に訪れた際は、「神武食堂」に訪問するのもおすすめ。坦々麺をはじめとした、中華メニューのクオリティが評判で、地元の人で賑わう飲食店です。
驚くことに、創業が1924年(大正13)で100年の歴史があります。
| 電話 | 0173-42-3421 |
|---|---|
| 予約可否 | 予約可 |
| 住所 | 青森県つがる市木造宮崎1-10 Googleマップはこちら |
| 営業時間 | 月・水・木・金・土・日11:00 – 19:00火定休日 |
10㎞先にある亀ヶ岡石器時代遺跡で縄文ロマンに浸る

2021年(令和3年)、ついに「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されました。
その構成資産のひとつが、遮光器土偶が出土した亀ヶ岡石器時代遺跡。木造駅から約10キロの場所にあり、駅舎に巨大土偶を張り付けてまでアピールしてきた努力が、ついに実を結んだようにも思えます。
アクセス
住所:青森県つがる市木造房松8-2
Googleマップで確認
電話:0173-42-2110
まとめ
巨大土偶が駅にめり込み、目からビームを放ち、駅舎内は土偶グッズまみれ。
木造駅は、まさに縄文ロマンとご当地ユーモアが融合した日本一個性的な駅でした。
遺跡や老舗の飲食店とあわせて訪れれば、旅のエピソードに困ることはありません。
次の青森旅では、ぜひ“土偶に迎えられる駅”を体験してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。


