青森の夏を熱く彩る「青森ねぶた祭」。その迫力を一年を通して体感できるのが、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」です。ねぶたの家 ワ・ラッセでは通常のねぶた祭りではあり得ない程の近距離でねぶたを鑑賞でき、ねぶたの内部に入ったりねぶた囃子の演奏も楽しんだりすることもできる青森ならではの体験ができます。
詳しい様子を写真とともにお伝えします。
ねぶたの家 ワ・ラッセの外観と入り口の様子

「ねぶたの家わらっせ」は青森駅すぐ近くの場所に位置しています。建物の外観はエヴァンゲリオンの使徒のように直線と曲線が入り混じり、朱色が印象的なお洒落なデザイン。
一階は物産店になっていて、受付は二階に位置しています。エスカレーターで二階にあがると、ハネトとねぶたの展示がお出迎え。青森と言ったらやっぱりねぶた祭りでしょ。
ハネトとは、ねぶた祭りを盛り上げるダンサーのような存在。「ラッセラーラッセラー」と独特の掛け声でねぶた祭りを盛り上げます。


展示の様子

券売機で入場料を支払い館内へ進む。まず初めに現れる展示は両壁にねぶたの歴史や伝統を解説したパネル展示です。
コンピューターを使ったねぶたのデザイン体験コーナーがありました。タッチパネルで選んだデザインをねぶたの顔に投射し映し出されるという仕組みです。


一階の大広間でねぶたの中に潜入

ねぶた祭りの解説コーナーを進むと2階から1階の大広間に展示されているねぶたを見下ろす広い空間に到着します。祭りにも使用される10台程のねぶたが並ぶ姿は壮観です。

見上げるねぶたもド迫力。通常の祭り最中では、こんなに近くで眺めることはできないだろう。


ねぶたの内部を覗くことができるコーナーもありました。ねぶたの枠組みは針金でその上から和紙が貼り付けられているため、ねぶたの中は大きな空洞になっています。ねぶたの中を灯す、明かりが温かく空間全体に広がっており、幼稚園の時に友達と遊んだパラバルーンを思い出しました。
ねぶた囃子の生演奏が一日に3回行われています。詳しい時間は公式HPをご覧ください。
青森市文化観光交流施設ねぶたの家わらっせ
公式HP http://www.nebuta.jp/warasse/


ねぶたを制作する「ねぶた師」の展示
展示後半はねぶたを製作する「ねぶた師」に焦点を当てた展示でした。青森のねぶたは元々、町内会等の単位で製作されたものでしたが時代と共にその技術は専門化・固定化していき製作者が「ねぶた師」と呼ばれるようになりました。
青森ねぶた祭 オフィシャルサイトhttps://www.nebuta.jp
ねぶた師の経歴を記したパネルが面白く、ねぶた師の職人家系の方も入れば、脱サラしてねぶた師になった方もいらっしゃいました。


アクセス
TEL:017-752-1311
住所:〒030-0803 青森県青森市安方1-1-1
JR青森駅から徒歩1分
営業時間:9:00~19:00 (5月~8月) ・ 9:00~18:00 (9月~4月)
休館日:12月31日、1月1日、8月9日~10日
駐車場:有り(見学者は1時間無料)