大阪府交野市にはじまる、大阪と奈良にまたがる生駒山付近は
太古からの信仰が多く残っています
ここ磐船神社はその一帯にある神社で
御神体の「天の磐船」と言う巨大大岩に乗って神様が降臨したと伝えられています
同時に古くから修験道の行場でもあり、
巨岩の下に広がる岩窟内に入る「岩窟めぐり」も行われていて、一般の参拝者も体験することができる
岩窟めぐり後に天の磐船を目にすると
巨大な岩が、信仰されるのも納得してしまいます

人間は巨大なものに畏れを抱く生き物なのかもしれない…!!
そんな原始的な自分に気が付く場所でもあるのかも
そして、最近この「磐船神社の天の岩船」がジブリ「もののけ姫」に登場するモロ(狼)の寝ぐらと酷似していると話題になっています
果たしてどのような場所だったのか??写真と共に詳しくお伝えします
いざ受付へ!
磐船神社を通りすぎ、少し行った先の駐車場?らしき場所に車を停めて歩いて向かう





岩窟めぐりをするには、社務所での受付が必要だ
住宅を兼ねた社務所で説明を受ける
岩窟の中は巨岩が積み重なっており、カバンがとても邪魔になるそうだ
社務所で預かってもらえるとのこと。ありがたやー

膝をつきながら岩と岩のギリギリの隙間を通るので
ポケットに物を入れると落とす可能性が高いと教えてもらいました
ガーンスマホで撮影できない!?
いやいや
一緒に訪問した友人Tom(あだ名)のポケットは大正義mont-bellのチャック付きポケットだ
スマホを入れてもらい準備万端!
と思いきや、説明がかなり入念で、注意事項の説明が続く
岩窟巡りは大変危険らしく(死亡事故あり)
しばらく帰ってこない場合は、様子を見に行きますとのことでした
一人でのお参りの場合は、他のお客さんと相お参りをする必要があるそうです
参拝する際は知り合いと誘い合ってのお参りが良い


社務所から真っ直ぐ進んだ場所に行場があります
岩窟ダンジョンに挑戦

扉を開けて階段を下る
階段がめっちゃ急!あとばり寒いぞ
思っていたより、だいぶハードそうだ
先程の念入りな説明は伊達ではない

階段を降りてすぐに
足腰や運動に自信のない方には、おすすめできない場所だと思いました
ただ、岩の隙間から光が差しており、とてつもなく幻想的である
太古の人々が見てきた景色と同じ風景を見ているのかと考えると、
自分の命に至るまでの
ご先祖様の繋がりや生命や自然の神秘を感じました


岩がとてつもなく冷たい
岩の下には川が流れているので、少しぬるぬるしている場所もある
グリップの付いた手袋があれば良かった
手をついて体を屈めなければ、通れない穴もあるので、氷のように手が冷たくなっている


一番の難所「生まれ変わりの穴」に到着
足からという文字があるが、本当に通れるのか?という大きさの穴だ
例えるなら、東大寺の柱くぐり程度の穴があって、その先が滑り台状態で先が見えないといった感じ
潜るというより落ちるといった具合か
「行けるのか・・・引き返すのもありかな」なんて逡巡する
「うつ伏せになって足から行くか」友人からの提案で体制を入れ替えて、突入!
するんと潜ることができた
怖かったー!!

「もののけ姫」のモデルになった場所!?
岩窟巡りを終えると、天の磐船の裏側を登ることができる
この「天の磐船」
時代は豊臣秀吉の頃、
あまりにも立派な岩なので、大阪城にこの岩を使用しようとしたが断念したという

この場所ですが、もののけ姫の名場面
モロ(狼)アシタカを見下ろし「お前にサンは救えるか」と言うシーンと
岩の配置が似ていると話題です

「磐船神社」と「もののけ姫」の関連は公式情報によるものではありませんが、
岡田斗司夫氏がYouTubeで詳しく解説しています
キャプチャ「1:08〜モロの秘密」からどうぞ



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アクセス
営業時間と岩窟拝観は要問合せ
住所:〒 576-0033 大阪府交野市私市9丁目19ー1
電話番号:072-891-2125
アクセス:
京阪交野線「私市駅」下車 京阪バス「磐船神社前」バス停下車近鉄「生駒駅」下車 奈良交通バス北田原方面行きに乗換終点「北田原」バス停 徒歩10分
公式HPhttp://www.osk.3web.ne.jp/~iw082125/index-j.html
まとめ
「磐船神社」は自然の凄さに圧倒される素晴らしい場所でした
岩を信仰している文化は世界中にありますよね
こういった情動や信仰心って全人類共通的なものなのでしょうか?
自分の中にある自然への畏れを知覚する、貴重な体験ができました
そして「もののけ姫」の聖地巡礼として訪問してみるのもおすすめです
近くの交野山観音岩や朝護孫子寺と合わせての訪問がオススメです
以上です!
最後までご覧いただきありがとうございました
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