大阪の生駒山地に位置する龍眼寺は「桃太郎」や「花咲か爺さん」などの昔話オブジェが並んでいる珍しいお寺。近くには高速道路の入り口や広大な大阪生駒霊園が隣接している特別な立地状況であり、境内には高圧鉄塔へと続く沢山の電線を背景に巨大な弘法大師がそびえ立っています。
エキセントリックな雰囲気が漂う龍眼寺。写真とともに詳しい様子をお伝えします。
境内にある昔話オブジェの様子
龍眼寺には昔話の登場人物があちらこちらに配置されています。丸っこいデザインのものが多く、遊園地にある人形のようにユーモラスで可愛いらしい。桃太郎や最遊記など誰もが知る合計8種類の名シーンが展示されています。
昔話の人形たちは水子の霊を慰めるために設置されている
なぜお寺に、こんなにも可愛らしいオブジェが配置されているのだろう。答えは水子供養にある。
水子とは流産や中絶によって死亡した胎児
龍眼寺は多くの水子を祀っています。「亡くなった子どもたちが寂しくならないように」というお寺の思いがあって、昔話オブジェが配置されているのです
写真映えを目的に参拝もよいですし、親子での参拝なら命の大切さを語らう機会にもなりますね
巨大な弘法大師像も必見だ
高さ17メートル、台座を入れると30メートルという巨大な弘法大師像もド派手で印象的だ。
背景に写る何本もの電線は、高圧鉄塔が多い周囲の環境を物語っている。また、広大な大阪生駒霊園やゴルフ場なども周囲には位置しているので、よりいっそう巨大な弘法大師が異質に見えるぞ
その他境内の見どころ
境内には大小様々なお堂があり、また四国八十八ヶ所をお参りできるコースもある。かなり大きな敷地であり、きちんとしたお寺として参拝するだけでも、見どころは沢山あります
アクセス
名称:龍眼寺
住所:大東市龍間37-3
電話:072-869-0019
駐車場、拝観料無料