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【大阪・本町】船場ミューラルパークは地下通路の美術館!? アクセスと全アート作品の見どころ

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顔のアート 大阪府
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大阪・船場の地下に、まるで秘密のアートギャラリーのように広がるカラフルな空間があるのをご存知でしょうか? それが「船場ミューラルパーク」。ここは、総勢24名ものアーティストたちが壁画に腕を競い合うように描いた、まさに**“地下の美術館”**。
壁一面に広がるのは、アシッドで“ちょい悪”な雰囲気を放つクールなグラフィティから、繊細で美しい伝統的な日本のモチーフまで、まるで多種多様なアートの洪水!

不屈のブルースチェン(ライター)
不屈のブルースチェン(ライター)

今回は、そんな船場ミューラルパークの刺激的でフォトジェニックなアート作品の数々を豊富な写真と共に詳しくご紹介します。

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【船場ミューラルパークの場所】本町の船場センタービル地下通路は“美術館”だった!街の落書きとは違うプロの壁画アート

船場ミューラルパークの入り口の景色

「船場ミューラルパーク」が広がるのは、大阪のビジネスの中心地・本町にそびえる「船場センタービル」。その3号館と4号館を結ぶ、ごく普通の地下通路に位置しています。通路の壁という壁が、国内外のトップアーティストたちによる、息をのむほどハイレベルな壁画で埋め尽くされているのです。

男の人の作品

街中で時折見かけるスプレーの落書きなどとは、全く次元が違う作品群。その緻密な描き込み、見る者を圧倒する構図や色彩は、まさに**“プロの仕事”**。一面一面が高い技術力と情熱を注ぎ込まれて完成した、美術館級のアート作品ばかりが並ぶ、圧巻の空間です。

顔のアート

地下空間のシンボル!NYのアーティストDragonが描く伝統と未来が融合した「侍ロボ」

階段を降りた先の空間

地下通路の階段を降りると机や椅子が置かれ人々が憩うことのできる広場のようなスペースが現れます。そして、その空間の中心で圧倒的な存在感を放つ柱に描かれているのが、まず必見のアート作品、ニューヨークで活躍するアーティスト・**Dragon氏による「侍ロボ」**です。
巨大な柱をキャンバスに見立てて描かれたその姿は、日本の武者を思わせる伝統的なフォルムでありながら、どこか機械的で未来的な雰囲気も併せ持ちます。まさに日本の伝統文化と、ストリートから生まれる現代アートが見事に融合した、この船場ミューラルパークを象徴するような作品と言えるかもしれません。

バンコク発!KAOMANGAIが描く“ポップで毒のある”狛犬とアジアのストリートアート

シーサー

船場ミューラルパークでは「侍ロボ」のように、日本の伝統的なモチーフを現代的な感性で再構築した作品が数多く見られます。その中でも特にユニークで目を引くのが、バンコク出身のアーティスト集団**「KAOMANGAI」が描いた、ポップでどこか毒のある表情の狛犬**です。
本来は神社を守る神聖な神獣である狛犬がマシーン感があるメタルな顔、カラフルでちょっぴりシニカルな顔を持ち合わせた姿で描かれ全く新しいアート作品へと生まれ変わっています。この斬新なアレンジからは、近年、世界中から注目を集めるバンコクのグラフィティ文化の勢いと自由な精神を感じ取ることができますね。

不屈のブルースチェン(ライター)
不屈のブルースチェン(ライター)

バンコクのグラフィティシーンについては、こちらの記事グラフィティで埋め尽くされた公園とスラム散策【チャールムラー公園】でも詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください!

船場センタービル50周年と大阪・関西万博 – “歴史と未来”が生んだアート空間

豊臣秀吉が描かれた作品

大阪の地下に突如として現れたアートの楽園「船場ミューラルパーク」。この壮大なプロジェクトは、実は大阪の**“歴史と未来”を象徴する、二つの大きな節目**を記念して誕生しました。一つは、「船場センタービル開館50周年記念」。半世紀以上にわたり大阪の経済と人々の暮らしの中心であり続けたこの歴史的建造物にアートの力で新たな息吹と魅力を吹き込むための試みです。そしてもう一つが、世界中から注目を集める**「大阪・関西万博」**の開催を見据えた動き。万博を機に大阪が持つ伝統的な魅力の上に、新しい文化や価値観を大胆に融合させ、その創造性を世界へ向けて発信しようという未来志向のプロジェクトなのです。

女性が手を合わせている写真

船場ミューラルパークはイベント利用も可能

通路の作品

船場ミューラルパークはただの地下通路としての役割だけでなく、イベントスペースとしても利用できます。レンタル料金は平日8万円、土日祝10万円です。利用時間は9:00〜21:00

空前絶後の一大絵巻Semba Mural Park https://www.semba-center.com/smp/

プロジェクションマッピングの時間はこちら

船場ミューラルパークでは決まった時間になると壁面にプロジェクションマッピングが登場します。
種類は4種類。時間毎に演出は異なる。大阪らしさあふれる演出は見ていて楽しいです。

演目内容時間
千客万来現代の大阪の名所を散りばめた絵巻ムービー8:30〜 10:00〜 18:00〜 
四季彩々食材や料理がカラフル&ポップに動く8:30〜 12:00〜 18:00〜 
清涼仕掛け歯車がゆっくりと動く8:30〜 14:10〜 18:00〜 20:00〜 
大阪土竜地底人がおかしな関西弁で話す8:30〜 16:00〜 18:00〜 

船場センタービルの公式YouTubeチャンネルに映し出される演出がUPされています

船場ミューラルパークへのアクセス

船場ミューラルパークは船場センタービルの3号館と4号館の地下2階に位置しています。通路の長さは50mほどです。

住所:大阪府大阪市中央区船場中央2丁目
TEL:(06)6281-4500
詳しい場所をGoogleマップで確認する

まとめ

今回は、大阪・本町のビジネス街の地下に、突如として現れる**アートの迷宮「船場ミューラルパーク」**をご案内しました。いつもの地下通路だと思って歩いていると、視界に飛び込んでくるのは、壁一面を埋め尽くすハイレベルなグラフィティや壁画の数々。その衝撃と興奮は、まるで秘密の宝物庫を発見したかのようでした。日本の伝統的な侍や狛犬が、ニューヨークやバンコクといった世界中のアーティストたちの手によって、未来的かつポップに、そして斬新に再構築されているのを見ると、大阪という街が持つ国際性と、多様な文化を受け入れる懐の深さを改めて感じます。この素晴らしいプロジェクトが、大阪の経済を支えてきた船場センタービルの50周年と、未来への希望を乗せた大阪・関西万博という、大阪の“これまで”と“これから”を繋ぐ強い想いから生まれていることを知ると、一つ一つの作品がさらに生き生きと、そして力強く輝きを増して見えてきます。船場ミューラルパークは、美術館のようにかしこまって訪れる特別な場所ではありません。誰もが気軽に、日常の延長線上で、世界トップクラスのストリートアートに無料で触れられる、大阪の新しい“開かれた”カルチャースポットです。通勤やショッピングのついでに、ぜひこの地下に広がるアートの楽園を散策し、あなただけのお気に入りの一枚を見つけてみてはいかがでしょうか。近くにはハイブランド衣服や食材などが一般客でも会員カードを作れば卸売価格で購入できるファンビ寺内が近くにあるので、あわせて訪問すると良いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。