バンコクは世界有数のグラフィティ大国
街中を歩けば、いたる所にグラフィティを見かけます
そんな中で、特に大作が集まるスポットとして知られるのが「チャールムラー公園」だ
身長の何倍もある壁一面に描かれたグラフィティは迫力満点!!
ポップな作品からアシッド感溢れる、ちょいワルな作品で埋め尽くされた公園は不思議で魅力的な空間です
周辺には古くからある住宅地やスラム等があります
チャールムラー公園の様子
チャールムラー公園は大通りに面していて、とてもわかりやすい場所にあります
公園はぐるっと金属製の柵で囲まれており、出入り口は1箇所
中に入る。うおー!凄い
壁という壁びっしりとアートが描かれている
こんな公園見たことない
中央のフットサルコートには「キャプテン翼」のアートが描かれている
「なんでバンコクにキャプ翼が」と思い調べてみると
アジア戦略を狙うJリーグの企画による作品ということがわかった
2022年のJリーグ、FC琉球でプレーしたFWシティチョーク・パソを含む3人のタイ出身Jリーガーたちも描かれている
園内にはすべり台やブランコもあり
通常の公園として利用する子ども達もいました
タイのグラフィティは大学間の縄張り争いが発端!
タイのグラフィティ文化は「大学間の縄張り争い」がルーツだ
学生達が街に自分の通う大学の名前を記し、縄張りを主張しあったことが発端である
そして、タイの伝統的な装飾文化とあいまって独自のグラフィティ文化が形成されてきた
そんな、タイのグラフィティシーンのトップを走るアーティストの作品が
このチャールムラー公園で見ることができます
タイのグラフィティシーンについては以下のサイトが詳しいです
異文化と伝統が形づくる バンコクのグラフィティシーン VICE 2016.10.5
文/Ray Mockhttps://www.vice.com/ja/article/5gqgaq/writers-block-bangkok-graffiti-matures-amid-beef-and-growing-pains
弱肉強食のグラフィティ文化
グラフィティアート界には独自のルールがある
既に作品が描かれている壁の上に自分の絵を描くときは
「その人より上手くないと上描きしてはいけない」というルールだ
チャルムラー公園においても、同様で
作品の上に作品を重ねた様子が確認できます
日本において器物損壊の罪に問われかねない「グラフィティアート」ですが
グラフィティをアートとしてブラッシュアップしていくという芸術魂を感じるルールですね
チャールムラー公園へのアクセス
名前:Chaloemla Gardens(สวนเฉลิมหล้า)
開園時間:5時30分~19時00分
夜になると施錠されます
詳しい場所をGoogleMapで確認する
周辺の見どころ
公園周辺は昔ながらのバンコクの雰囲気を感じることができる場所が多くあります
遠目に高層ビルを眺めながら、バンコクの発展から免れた(取り残された?)風景はとても面白いです
チャールムラー公園から徒歩圏内である
①公園近隣の住宅街
②ローカル市場
③スラム
の様子を写真とともにお伝えします
近隣の住宅街
公園周辺にも多くのグラフィティを見ることができます
特に近隣の運河沿いには目を見張る作品が多数
ローカル市場
公園から少し歩いた先にある
市場もローカルな雰囲気を感じることができます
朝方の訪問だったので
出勤中の方が朝ご飯を選んでいたり、パジャマ姿で花や食材を買い歩く人がいたりしました
活気のある風景です
ローカル市場の場所をGoogleMapで確認する
スラム
タイ国有鉄道パヤータイ駅周辺もおすすめ
鉄道に沿ってスラム化したエリアがあり、カンボジア、ミャンマーからの出稼ぎ労働者が多く住んでいます
スラムの詳しい場所をGoogleMapで確認する
その他、バンコク珍スポットはこちら 胎児をミイラ化したお守り、クマントーンが並ぶ呪物市場【アミュレットマーケット】 女性にもオススメのゴーゴーバーでムエタイ観戦【ピンクパンサー】
まとめ
グラフィティで埋め尽くされた、タイで唯一無二のアート公園「チャールムラー公園」
周辺には、ローカルな雰囲気を感じることができる場所が多くあり
公園と合わせての散策が楽しい場所です
以上です。最後までご覧いただきありがとうございました