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ゴーゴーバーでムエタイ観戦!女性にもおすすめのバンコクナイトスポット【ピンクパンサー】

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バンコク
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水着で踊る女性を指名し連れ出して遊ぶことができる海外のナイトスポット「ゴーゴーバー」。タイのゴーゴーバーの盛り上がりは凄まじく、ムエタイやトゥクトゥクと並べても良いほどの文化産業の一つと言えるほど。バンコクにある「ピンクパンサー」はそんなゴーゴーバーの中でも特にユニークな存在。なんとここではダンスパフォーマンスに加え、迫力満点のムエタイショーを観戦する事ができるのです!
さらにピンクパンサーは女性の入店も可能。男性がホストクラブに行くように、女性の中にも異国の地でゴーゴーバーの文化に触れてみたいという方がいるはず!実は私の妻もそんな女性の中の1人。今回私は妻にお願いされ、女性連れでピンクパンサーに訪れました。その様子もお伝えします。

不屈のブルースチェン(ライター)
不屈のブルースチェン(ライター)

この記事では「ピンクパンサー」の詳しい情報や女性が入ってもOKなのか。店内の様子なども含め豊富な写真とともにご紹介します。

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バンコク・シーロムの夜の深奥へ:「ピンクパンサー」とタニヤ周辺ガイド

最近のタニヤの様子

ピンクパンサーはバンコクの中心地「シーロム」の一角にあるタニヤ通りを抜けた先に位置しています。周辺は日本人をターゲットにした店が多く「ブラックパゴダ」「バダビン」等初めてゴーゴーバーに行くという方にもおすすめのエリアです。また、ゲイ専門の店も立ち並び、懐がとてつもなく広いエリアとも言えます。

マスクをずらして話しかけてくるおじさん
タニヤ横の通り「バッポン」にて。しつこい客引きおじさんも健在。

「女性も大歓迎!」のゴーゴーバー、日本語での親切な出迎えに安心する

ピンクのネオンで照らされた店前
「ピンクパンサー」。店の外観の様子

私がピンクパンサーに到着したのは夜10時半頃。「11時からムエタイショーが始まるよ!」店の前で呼び込みをしていた50代くらいの女性スタッフが、流暢な日本語で気さくに声をかけてきました。

実は今回、妻と二人で訪れています。「男性向けの場所に女性を連れてくるなんて…」と、周囲から冷たい視線を向けられるのではないかと内心ドキドキしながらの訪問。
そんな私の不安を察したのか、その女性スタッフは「女性ももちろん大歓迎よ!女性同士で来るお客さんもいるから、安心して楽しんでいって」と、とても温かく迎え入れてくれました。

不屈のブルースチェン(ライター)
不屈のブルースチェン(ライター)

ちなみに、ピンクパンサーには公式サイトがあり、公式X(旧Twitter)は日本語にも対応しています。店内の様子なども頻繁にアップされているので、事前に雰囲気を知ることができて安心ですよ。
・ピンクパンサーの公式Xhttps://twitter.com/pinkpanthergogo
・公式HPhttp://orenomachibkk.com/pink_panther/index.html

ピンクパンサーの看板
日本語で記された看板。

ムエタイショー30分前:バリバリのゴーゴーバー営業の様子!

ムエタイショーは毎日11時に行われています。私はショー開始30分前の10時30分ごろに入店しましたが、この時点ではバリバリのゴーゴーバー形式での営業形態。中央舞台で女性が踊り、その舞台を取り囲むような形でソファーが設置されていて、店内では20人程の男性が腰掛けながら酒を飲んでいました。

不屈のブルースチェン(ライター)
不屈のブルースチェン(ライター)

ビールは150バーツからという値段設定でした。ぼったくが横行するゴーゴーバーにおいては格安料金と言っても過言ではありません。料金はオーダー毎に支払うシステムなので、なお安心でした。

踊る女性を見てみると、壁一面に設置された鏡に映る自分を見つめながら膝の僅かな可動域だけで踊るダンスをしていました。そのけだるいダンスに正直セクシーさは全く感じませんが、全員スタイルが良く顔も綺麗。クラブ的な雰囲気で女性を眺めながらお酒を飲むのはすごく楽しいです。

ゴーゴーバーの内部。薄暗い
店内の様子

妻もこんな「世界があるのか」と楽しんでいました。意外だったのが女性がゴーゴーバーに入っても誰も気にしていないこと。むしろ、ウェルカムな感じでした。印象的だったのが男性客にゴリゴリと女性をあてがおうとする、やり手おばちゃんの言動です。私たち以外の男性客には「早く女性を選びなさい」的なことを言っていましたが、妻に対しては「もうすぐショーだからね」と優しい口調で話しかけてくれる様子がありました。女性の方でも安心ですね。

ゴーゴーバーから試合会場へ!圧巻の5分リング設営

男性スタッフが手早く準備している様子

10時50分ごろになると中央の舞台が撤収され、ムエタイの試合に必要なマットやコーナーポストが設置され始めました。驚いたのが、リング設置の手際がめちゃくちゃ良いこと。毎日のことだから慣れているのかな。通常よりは小さいサイズ感のリングですが5分程度で完成。

舞台で踊っていた女性は男性客の横についたり、外でタバコを吸ったりしだしました。いよいよ始まるのかー!!

選手とレフェリーがリングインしている様子

ムエタイショー開始の11時になると選手が登場!伝統的な音楽が流れ、試合前の儀式が始まります。ショーとは言っても審判がいたり、選手たちも試合に望む引き締まった表情で結構ガチの雰囲気。ここがゴーゴーバーだということを忘れてしまいそうになる。

血の滲む鍛錬の証!ゴーゴーバー内で息詰まるムエタイの攻防戦

ダイナミックな蹴りを行う選手

試合開始のゴングが鳴り響くと、店内は一変。両選手の硬い拳の音や重い蹴りが交錯し鈍い衝撃音が響き渡ります。その一撃一撃に、彼らが積み重ねてきたであろう血の滲むような鍛錬の日々が透けて見えてきます。まさに真のファイター同士の激突。
お互いが首を取り合い、相手のバランスを崩したり股関節を回転し膝を相手の脇腹に打ち付けたりなど首相撲というムエタイならではの攻防や飛び膝等のダイナミックな技の応酬が繰り広げられる!

不屈のブルースチェン(ライター)
不屈のブルースチェン(ライター)

実は現地でのムエタイは賭けが付き物。客が競馬で馬の様子を見るように、通常1ラウンド目は様子見のラウンドであることが多いのですが、ここでは1ラウンド目からスピーディーに試合が展開されていました!

無料でこの熱狂は反則級!至近距離ムエタイの凄まじい迫力

セコンドもいる
セコンドもいる

聞けば、肘による攻撃は出血を伴いやすく、ショー後の営業に配慮して禁じられているとのこと。しかし、それを差し引いても有り余るほどの凄まじい迫力です。これほどの熱戦を入場無料で楽しめるなんて最高だ!
ガイドブックに名を連ねるムエタイスタジアムよりも、ここピンクパンサーは選手との距離が驚くほど近くリングも小ぶりなため試合展開は目まぐるしく変化し一瞬たりとも目が離せないスリルに満ちていました。観光で本場のムエタイの醍醐味を味わいたいのであればスタジアムでの観戦よりも、絶対にこちらでの体験の方が面白い。
熱戦が終わりを告げると、選手たちが観客席を回り挨拶を交わしていきます。多くのお客さんがチップを渡していました。選手が倒れる派手なダウンこそなかったものの、実に素晴らしい闘いでした!
試合は1試合のみ11時30分からは通常の営業が再開されました。

席を回る選手たち
自分の席に来た際に記念撮影をしてもらいました
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アクセス

GoogleMapでピンクパンサーの場所を確認する
名称:The Pink Panther Bangkok Patpong ピンクパンサー バンコク パッポン
住所:37 Soi2 4 Thanon Patpong 1, Khwaeng Suriya Wong, Bang Rak, Bangkok 10500 タイ
営業時間:7時〜翌日2時まで
ムエタイショーは11時からです

まとめ

バンコク・シーロムのタニヤ通り奥に位置する「ピンクパンサー」は、一見すると典型的なゴーゴーバーですが、夜11時から始まるムエタイショーが最大の魅力です。流暢な日本語を話すスタッフの温かい歓迎や、事前に公式SNS(XやHP)で店の雰囲気を知ることができる安心感もあり、初めての方や女性連れでも訪れやすいでしょう。
ショー開始30分前は、中央ステージで女性たちが独特のダンスを披露する、いわゆるゴーゴーバーの賑わい。しかし10時50分頃になると、そのステージが驚くほど手際よく撤収され、わずか5分ほどで特設リングが完成。この早変わりは圧巻です。
そして11時、伝統的な音楽と共に選手が登場し、試合前の儀式が始まると、店の雰囲気は一変。そこはもうゴーゴーバーではなく、真剣勝負のリングサイド。肘打ちこそ、ショー後の営業に配慮して禁じられていますが、それを補って余りある凄まじい迫力です。硬い拳や重い蹴りが交錯する音、首相撲での激しい攻防、ダイナミックな飛び膝蹴りなど、息つく間もありません。特筆すべきは、多くのスタジアム戦で見られる様子見の1ラウンド目がなく、初めからスピーディーでスリリングな試合が展開されること。
この本格的なムエタイショーが、驚くことに入場無料。スタジアムよりも選手との距離が格段に近く、小さなリングだからこその目まぐるしい攻防は、観光で本場のムエタイの醍醐味を味わいたい方にとって、スタジアム観戦よりも強烈で忘れられない体験となるはずです。
約30分、1試合のみの熱戦が終わると、選手たちが観客席に挨拶に回り、健闘を称えるチップが飛び交います。派手なダウンシーンがなくとも、その素晴らしい闘いには誰もが満足するでしょう。ショーが終われば再び通常のゴーゴーバー営業に戻りますが、バンコクの夜をエキサイティングかつ気軽に楽しむための一つの選択肢として、「ピンクパンサー」のムエタイショーは非常におすすめできるエンターテイメントと言えます。最後までご覧いただきありがとうございました!

参考資料

・皿井カレー/髙田胤臣バンコク 裏の歩き方【2019-20年度版】彩図社 2019年