記事内に広告が含まれています

南山城村に位置する韓国寺院と日本で数少ない土葬墓地【高麗寺】

ダンチョン 京都府
ブルースチェン

月間2万アクセス突破!最も勢いのある珍スポット系サイトを運営しており、これからも新しい珍スポットをどんどん追加していきます!京都府在住で32歳。

ブルースチェンをフォローする

高麗寺は、日本に住む韓国人や在日二世の心のよりどころとして1975年に開かれた寺院です。
韓国様式の本堂は超カラフル。約3万坪の広大な境内に「民族墓地」を抱えており、異国情緒たっぷりの場所だ

しかし、南山城村という京都府において唯一残る村に位置しており、車両がすれ違うにも苦労する細い道を進んだ辺境の地にあるため訪問者は少ない
そんな知る人ぞ知る「高麗寺」であったが、近年注目を集めている。2022年2月から国籍・民族・宗派を問わず、土葬の受け入れを開始したのだ

現在、日本の火葬率は世界一高い99.99%。しかし、日本国内の多国籍・多宗教化にともない宗教上火葬が認められないムスリムやカトリック等が増加している。そんな問題に対応するべく土葬墓地エリアを設けたという

詳しい様子を写真と共にお伝えします

スポンサーリンク

韓国伝統の華やかな色模様「丹青」が用いられた寺院

高麗寺と書かれたハングル文字の看板
看板がハングル文字

高麗寺が位置する南山城村は三重県、奈良県、滋賀県の3県に隣接しており、京都府の最東端に位置しています。アニメやゲームなどで有名な『ひぐらしのなく頃に』を連想するような、山の中の集落を抜けて行くと高麗寺にたどり着く

とても大きな駐車場に車を停めて、階段を登ると荘厳な本堂が佇んでいる
伝統的な韓民族の建築様式と彩色が美しい

本堂の様子

この鮮やかな彩色は「丹青(ダンチョン)」と言い、青・赤・黄・白・黒の5つの色で構成されています。陰陽五行の思想が元になっており、青は木、赤は火、黄は土、白は鉄、黒は水を象徴している

壁の模様
華麗な文様で彩られた本堂は見事だ

本堂の拝観は電話申し込みが必要

以下の番号に電話を掛ければ本堂内の拝観が可能です。名前と電話番号、国籍を伝えれば、本堂への入り口や鍵の開け方を教えていだだけます。拝観当日の電話でもOKだ

09027043558(崔 炳潤 サイヘイジュン)HPでも記載されている情報です

本堂内の様子
本堂内部の写真
本堂の中の様子

本堂を出て、左手にある鐘楼の先を進むと、ハングル文字で奉納された石碑が並ぶ坂道にたどり着く。
この坂道を登った先に三聖閣という建物があります。滋賀・三重・奈良の3県が見渡せる祈祷所であり、願いを必ずかなえてくださるパワースポットなのだとか
かなり勾配のキツイ坂道を登る必要はあるが、見応えのある場所なので参拝しましょう

境内の詳しい情報はこちら

公式ホームページ|日本京都府相楽群南山城村童仙房曹渓宗総本山高麗寺https://www.kouraiji.com

三聖閣の内部。龍の彩色が見事
ハングル文字のお経

日本最後の土葬の村「南山城村」

現在、日本の火葬普及率は99・9%で世界でダントツ一位(2021年、厚生労働省衛生行政報告例)。土葬については法律で禁止されてはいないものの、墓地の管理規則で制限されてることが多い。したがって、日本国内で土葬をするには、土葬を許可している墓地を探す必要がある

一方、日本国内の多国籍・多宗教化にともない宗教上火葬が認められないムスリムやカトリック等が増加しており今後ますます土葬の需要が高まっていくことが予想される

そんな中、南山城村の高麗寺は、2022年2月から国籍・民族・宗派を問わず、土葬の受け入れを始めた。その中心となったのが、寺の代表役員を務める崔柄潤さん。在日韓国人2世として育った崔さんはこう語る

「差別された人間が差別をしたらあかん。人間死んだら国籍も民族も関係ない」

「死んだら国籍も民族も関係ない」 99.99%が火葬される日本で、京都の寺が土葬を受け入れる理由とは」2023/2/19 島田 拓空也 Yahoo!JAPAN https://creators.yahoo.co.jp/shimadatakuya/0200398765

土葬墓地の名前は「高麗寺国際霊園土葬墓地」。2022年8月イスラム教の宗教法人イスラミックリサーチセンタージャパン(IRCJ、京都府八幡市)と土葬墓地使用権設定契約を結んでいる

広大な土地
広大な土地を有している高麗寺。土葬墓地を拡張しており、今後はモスクや教会の建設構想があるとか

土葬を禁止する自治体も多い中、南山城村は古くから土葬の文化が残った地域であり、2017年に一般男性が土葬されている。これが南山城村が日本最古の土葬村と呼ばれる由縁だ。
高麗寺の土葬墓地が受け入れられた背景にはこういった地域文化が強く関係していることがわかる

この動画は世界中の地理や地学の不思議、日本の成り立ちを解説する教育系チャンネル「地理ふしぎ発見【ゆっくり解説】」で国内の埋葬方法を解説している。とてもわかりやすい内容で、南山城村周辺の文化についても解説されている

龍王閣も見逃せない

もう一つ見逃してはいけないエリアが「龍王閣
境内の入り口付近にある「白衣観音」という約10メートルの観音像を正面に右手へ下ると小川のせせらぎが聞こえてくる。「この先進んでも大丈夫?」と思ってしまうような鬱蒼とした道を進むと龍王閣にたどり着く。

本堂よりもサイズが小さく内部の作りは似ているが、前に流れる川がすごい。ウォータースライダーのようにツルツノとした岩に沿うように水が流れており、岩をくり抜く形で石仏が安置されています

龍王閣の前の小川
社務所にあたる高麗ハイツ
駐車場の様子。社務所の役割がある建物でした

おすすめスポット
【飛行神社】航空安全、ゴルフ上達のご利益がある京都府八幡市の神社(御朱印も特徴的)

アクセス

住所: 〒619-1401 京都府相楽郡南山城村童仙房簀子橋13−番地
詳しい場所をグーグルマップで確認する
電話:0743-93-0843
駐車場あり

公式HP https://www.kouraiji.com
高麗寺国際霊園土葬墓地公式HP https://www.dosoukyoto.com

まとめ

韓国の時代劇に登場するような、伝統的な建築様式が美しい高麗寺。国内でも珍しい、民族墓地、土葬墓地を有する寺院であり大変興味深い場所です。アクセスは悪いが、全国的にも珍しい景色を見ることができるスポットでした。

以上です。最後までご覧いただきありがとうございました