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ピンク色チャーハンが名物のきたなシュラン(甲本ヒロトがバイトをしていた)【珉亭】

東京都

音楽や演劇など日本を代表するサブカルチャーの街、下北沢。若者が多いエリアですが、街並みはレトロで個性的な飲食店が立ち並びます。そんな中で、最も魅力的で異彩を放つのが「珉亭(みんてい)」です。1964(昭和39)年創業で古くから地元の人々に愛されている老舗の町中華であり、THE BLUE HEARTSの甲本ヒロトや孤高のグルメで知られる松重豊アルバイトをしていたことでも知られています。
名物はピンク色のチャーハン。まろやかで優しい風味にチャーシューの甘みが調和した味が魅力的です。なぜチャーハンがピンク色なのか。その秘密は食紅を使ったチャーシューにあります。

もう1つ欠かすことができない珉亭の魅力が、店内の「きたなさ」である。フジテレビ系列「とんねるずのみなさんのおかげでした」という番組の有名企画「きたなシュラン」で紹介されたことで多くの人に知られるようになった。

詳しい様子を写真とともにお伝えします。

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珉亭でのおすすめは「ラーチャン」セットだ

ピンクのチャーハン

珉亭は超人気店。平日でもたくさんの人で賑わっています。入店したほとんどの人が注文するのが「ラーチャン(935円税込)」名物のピンクチャーハンとラーメンがセットになっており、一番のおすすめです

チャーハンがなぜピンク色なのかというと、具材のチャーシューに秘密があります。本場の中国では豚肉のつけだれに食紅を加えチャーシューを作る。そのことにならって調理された紅色のチャーシューを使用しているのだ。つまり、チャーシューから滲み出た赤色が米を艶やかなピンク色に染めているというわけ。もちろん着色による味への影響はない。

参照

[街中華の名店]下北の夢追い人に寄り添う「珉亭」は、ピンクチャーハンを筆頭に芸術性の塊だ! GetNavi web 中山秀明 2019/2/23 https://getnavi.jp/cuisine/352779/

カウンターの上にボウルが置かれ、その中に真っ赤なチャーシューが山盛りに置かれていました。ご飯を炒める際に、適宜チャーシューをフライパンに追加して調理されています。

赤いチャーシュー
真っ赤かのチャーシュー

チャーハンの具材は卵と赤いチャーシューのみ。しっとりとふんわりしたお米にまろやかな卵の味と肉の甘みが広がります。最高に美味しい。ラーメンも激うまです。柔らかなストレート麺に透き通った綺麗なスープ。「胃袋をお風呂に浸けたらこんな感じか」と想像できるぐらいスープが五臓六腑に染み渡る。鶏ガラダシがしっかりきいており「これぞ中華ソバ」といった誰もが大好きな味

ラーメン

きたなシュラン3つ星をゲットした店

店の外観の様子

珉亭は下北沢駅から歩いて3分の場所にあります。店前にある食品サンプルを置くショーケースには、2013年にフジテレビ系列「とんねるずのみなさんのおかげでした」という番組の有名企画、きたないけど美味い店「きたなシュラン」で3つ星ノミネートされた際のカップが飾られています。

参照

きたなシュランなレストランガイド 珉亭(みん亭)http://kitanaumai.kapuseru.net/chu/mintei.html

キタナシュランのカップ

店内を見渡すと確かに「きたない」。しかし、どこか懐かしさのある景色でもある。店は2階建てになっており、1階はカウンター中心の座席で、2階は靴を脱いであがる座敷スペース。2階座敷スペースの壁面にはたくさんのサイン色紙が並んでいます。「楳図かずお」や「忌野清志郎」などの名前もありました。

店の内装
メニュー一覧

甲本ヒロト、松重豊がバイトしていた

サブカルチャーの街「下北沢」ならではの珉亭にまつわるストーリーも欠かすことができない。珉亭はザブルーハーツの甲元ヒロトや孤高のグルメで知られる松重豊がアルバイトをしていたことがある店です。他にも、小沢健二が「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」で〜下北沢珉亭 ご飯が炊かれ 麺が茹でられ永遠〜と歌っていたり、バナナマンの2人が下北沢に住んでいた際、訪れていたと語っていたりする。近くの劇場やライブハウスで活躍するバンドマンや俳優、芸人に愛された店沢山の夢と希望が「きたなさ」と一緒に残り続けているのが珉亭の魅力でもあるのだ。

アクセス

住所:東京都世田谷区北沢2-8-8
詳しい場所をGoogleマップで確認する
電話:03-3466-7355
営業時間:11時30分~22時00分
定休日:月曜日

まとめ

下北沢の珉亭はピンクのチャーハンが名物。訪れたほとんどの人が注文しています
店内を見渡すとたしかに「きたない」。しかしそのきたなさには懐かしさや若者の夢や希望が詰まっていました

「ここからはじまりました」松重豊のサイン色紙に書かれていた言葉だ。日本のサブカルチャーの中心地に何十年も残り続ける風景やにおい。珉亭で食べる中華は値段以上の価値がある

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