営業中の天空遊郭は雰囲気抜群の別天地【生駒新地】

明かりが灯った生駒新地奈良県
ブルースチェン

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この記事では

・生駒新地の雰囲気
・営業中の旅館の名前
・なぜ山の上に遊郭が形成されたのか
について詳しくお伝えします

「生駒新地」は山の上に位置しながらも現在も営業を続ける、遊郭だ

斜面に沿って雰囲気ある旅館が並ぶ景色と大阪市を見下ろす眺望はとても美しく
山の中に位置する状況から、下界と切り離されたような異世界感が漂っている

詳しい様子を写真と共にお伝えします

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生駒新地の様子

生駒新地には無料駐車場があります
近鉄生駒ケーブル「宝山寺駅」からも歩いて行けるので

アクセスが非常に良い

観光生駒と書かれたゲート
駐車場にあるゲート。遊園地への入り口のようだ

山の上に位置する「宝山寺」というお寺に向かって、階段が設置されており
その階段に沿って旅館街が形成されています

看板
かなり新しい看板だが、設置されてから沢山の旅館が廃業されたことが窺える
廃業した天満屋
廃業している天満屋
天満屋の玄関の様子。玄関先には風俗営業許可店の証が…!!
もう一つのゲート
ケーブルカー宝山寺駅近くのゲート

旅館前でハイヒール姿の若い女性と遭遇!!

時刻は5時30分頃

営業中であろう店が数件、確認できました

旅館つぼみ
「つぼ美」呼び込みのやり手おばあがいない。おそらく、普通の旅館のように、入って受付をするスタイル
旅館やまと
フォントがかわいい「やまと」窓向こうにいる犬が見えるだろうか?この犬にめちゃくちゃ吠えられた。雰囲気100点
吉乃家
ゴルフバックが置いてある。お客さんの物かな。手入れされた植物が良い「吉乃家」
城山
ぼんやりと明るく光る看板が良い「城山」

しばらく歩いた後、
「こんな山奥の遊郭で働く女性ってどんな人なんだろう」
と疑問に思う

しかし店に入って確かめる勇気はない

そんなことを考えていると
「カツカツ」とハイヒールの足音が聞こえてくるではないか!

ハッと振り返ると
20代後半〜30代前半ぐらいで、背中が開いた白いシャツにピチッとしたデニムを着こなした
めちゃくちゃ綺麗な女性が歩いている!!

もしかしたら、旅館のキャストか!?と心踊らせたが、確かめる術はない

生駒山周辺は大阪市内へのベッドタウンとしても栄えている場所でもあるので、ただの周辺住民の方なのかもしれない

果たしてどんな人がこの生駒新地で働いているのかな??

精進落としの地として発展した

「精進落とし」をご存知であろうか
元来は喪主や遺族が参列者をもてなす宴席をさす言葉であるが

神社や寺に参詣をすませた男たちが、その足で門前の色街に立ち寄って、
歓楽に耽ることを意味する言葉でもある

ここ生駒新地は宝山寺への参拝後に立ち寄る
「精進落としの場所」として発展した場所である
ですので、生駒新地は「宝山寺新地」とも呼ばれている

こんな山奥になぜ遊郭があるの??
その答えは、宝山寺への参拝後の「精進落とし」に理由があったのか!!

精進落としの文化が盛んだった最盛期は60軒ほどの旅館が並んでいた

宝山寺の入り口の様子
宝山寺につながる生駒新地。この先が宝山寺だ
宝山寺の境内の様子
宝山寺境内の様子。夜の訪問ということもあり、幻想的な雰囲気

<参照>
参拝後は遊廓で“精進落とし”!?――そこに込められた深い意味 デイリー新潮 2018年08月20日 文デイリー新潮編集部https://www.dailyshincho.jp/article/2018/08200700/?all=1

働く女性の気持ちを歌った「女町エレジー」

生駒新地で働く女性の気持ちを歌にした
「女町エレジー」という曲がある

この曲を聞くと
家族と離れ、男性の欲望に心を擦り減らしながら働く女性の気持ちを感じることができる

以下歌詞を抜粋

女に生まれて良かったわ 

本当は良いことないけれど

せめて心で思わなきゃ  

生きてはゆけないこの私

生駒は哀しい 女町

この曲はYouTubeで確認することができます
女町エレジー 三笠優子 【cover】https://www.youtube.com/watch?v=-3l0S2Bao1w

今でこそ、道路が整備され都市部へのアクセスも容易ではありますが、昔は今とは比べものにならない道のりであっただろう

宝山寺からの景色
宝山寺から新地を振り返る。昭和初期の遊女はどのような気持ちでこの景色を眺めたのだろう

ゲートが光る時間はいつ?

時刻は6時40分頃
先ほどは光っていなかったゲートに明かりが灯る

時期によって明かりが付く時間は違うのかもしれませんが、ご参考までに

「また違った景色を見る事ができるかも」と、先ほどの宿に引き返してみると

あれ?

やまと以外の旅館が閉まっているではないか!
旅館を利用したい方は予約が必須だ

明かりが灯った生駒新地
先ほど空いていた吉乃家
ゴルフバックが置いてあった「吉乃家」だが、閉まっていた。中から物音は聞こえてくる
夜のゲートの雰囲気
暗くなってからもまた違った魅力があるな!

アクセス

旅館やまとの住所:〒630-0266 奈良県生駒市門前町12−8
詳しい場所をGoogleMapで確認する
TEL:0743-73-4488
電車:近鉄生駒ケーブル「宝山寺」駅より徒歩2分/お車:第二阪奈道「壱部IC」より約20分

まとめ

かつては沢山の旅館が立ち並んでいたようだが、時代の流れと共にその数は下降の一途を辿り
今では数件ほどになってしまっている

おそらく旅館を経営されている方々の高齢化も重なりもう限界なのかもしれない

ただ、街を歩いていると
お洒落なカフェや飲食店が新設されている様子もあります

このサイトが生駒新地の盛り上がりの一助になれたらと思うので
ぜひ興味があれば実際に訪れて欲しいです

以上です。最後まで、ご覧いただきありがとうございました

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