「生駒新地」は山の上に位置しながらも遊廓の雰囲気が残るナイトスポットである。
斜面に沿って雰囲気ある旅館が並ぶ景色と大阪市を見下ろす眺望はとても美しく、山の中に位置する状況から、下界と切り離されたような異世界感が漂っている
なぜ山の上に遊郭が形成されたのかなどの歴史にも触れながら詳しい様子をお伝えします
生駒新地の様子
生駒新地には無料駐車場があります。近鉄生駒ケーブル「宝山寺駅」からも歩いて行けるのでアクセスが非常に良い
山の上に位置する「宝山寺」というお寺に向かって、旅館街が形成されています
旅館前でハイヒール姿の若い女性と遭遇!!
時刻は5時30分頃。営業中であろう店が数件、確認できました
しばらく歩いた後、「こんな山奥の遊郭で働く女性ってどんな人なんだろう」
と疑問に思う。しかし店に入って確かめる勇気はない
そんなことを考えていると
「カツカツ」とハイヒールの足音が聞こえてくるではないか!
ハッと振り返ると
20代後半〜30代前半ぐらいで、背中が開いた白いシャツにピチッとしたデニムを着こなした
めちゃくちゃ綺麗な女性が歩いている!!
もしかしたら、旅館のキャストか!?と心踊らせたが、確かめる術はない
生駒山周辺は大阪市内へのベッドタウンとしても栄えている場所でもあるので、ただの周辺住民の方なのかもしれない
果たしてどんな人がこの生駒新地で働いているのかな??
精進落としの地として発展した
「精進落とし」をご存知であろうか。元来は喪主や遺族が参列者をもてなす宴席をさす言葉であるが、神社や寺に参詣をすませた男たちが、その足で門前の色街に立ち寄って、歓楽に耽ることを意味する言葉でもある
ここ生駒新地は宝山寺への参拝後に立ち寄る
「精進落としの場所」として発展した場所である
ですので、生駒新地は「宝山寺新地」とも呼ばれている
こんな山奥になぜ遊郭があるの??
その答えは、宝山寺への参拝後の「精進落とし」に理由があったのか!!
精進落としの文化が盛んだった最盛期は60軒ほどの旅館が並んでいた
<参照>
参拝後は遊廓で“精進落とし”!?――そこに込められた深い意味 デイリー新潮 2018年08月20日 文デイリー新潮編集部https://www.dailyshincho.jp/article/2018/08200700/?all=1
働く女性の気持ちを歌った「女町エレジー」
生駒新地で働く女性の気持ちを歌にした「女町エレジー」という曲がある
この曲を聞くと
家族と離れ、男性の欲望に心を擦り減らしながら働く女性の気持ちを感じることができる
以下歌詞を抜粋
女に生まれて良かったわ 本当は良いことないけれど せめて心で思わなきゃ 生きてはゆけないこの私 生駒は哀しい 女町
女町エレジー 三笠優子 【cover】https://www.youtube.com/watch?v=-3l0S2Bao1w
今でこそ、道路が整備され都市部へのアクセスも容易ではありますが、昔は今とは比べものにならない険しい道のりで外界とは切り離された場所だったのだろう
ゲートが光る時間はいつ?
時刻は6時40分頃。先ほどは光っていなかったゲートに明かりが灯る
時期によって明かりが付く時間は違うのかもしれませんが、ご参考までに
「また違った景色を見る事ができるかも」と、先ほどの宿に引き返してみると
あれ?
やまと以外の旅館が閉まっているではないか!旅館を利用したい方は予約が必須です
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アクセス
旅館やまとの住所:〒630-0266 奈良県生駒市門前町12−8
詳しい場所をGoogleMapで確認する
TEL:0743-73-4488
電車:近鉄生駒ケーブル「宝山寺」駅より徒歩2分/お車:第二阪奈道「壱部IC」より約20分
まとめ
かつては沢山の旅館が立ち並んでいたようだが、時代の流れと共にその数は下降の一途を辿り
今では数件ほどになってしまっている
おそらく旅館を経営されている方々の高齢化も重なりもう限界なのかもしれない
ただ、街を歩いていると
お洒落なカフェや飲食店が新設されている様子もあります
このサイトが生駒新地の盛り上がりの一助になれたらと思うので
ぜひ興味があれば実際に訪れて欲しいです
以上です。最後まで、ご覧いただきありがとうございました