高野山近くに位置する「恐竜ランド極楽洞」。「恐竜ランド」と言う名称から子ども騙しのような印象を受けますがあなどってはいけない。大人でもビックリするほどの大音量の恐竜の鳴き声やサイケデリックな照明は迫力満点です。
洞窟を進みながら恐竜を発見するように楽しめる施設ですが、後半では天国と地獄を味わえる不思議な異世界体験もできちゃったりする。また、恐竜ランド極楽洞と検索すると、「恐竜ランド極楽洞 心霊」というワードがヒットすることも気になるところです
詳しい様子を写真とともにお伝えします
恐竜ランド極楽洞の入り口
恐竜ランド極楽洞へは車でのアクセスが便利です。車での訪問の場合、到着まで10キロ以上ある地点からいくつもの案内板が出ているので迷うことはありません。「本当にこんな細い道を進むのか?」と不安になっている運転手を「大丈夫その道で合っていますよ」と励ますために無数の看板を用意してくれているのかもしれない
突然プテラノドン型の屋根付きベンチが目に入る。これが到着した目印だ
恐竜ランド極楽は山奥に位置していますが、休日は沢山の子連れで賑わっています。
駐車場の屋外スピーカーから大音量の恐竜の鳴き声が響きわたっていました。近所迷惑甚だしいぐらいの爆音。山奥でご近所を気にする必要が無いのかな
「恐竜ランド極楽洞」と鮮やかな、ゴシック体で記された看板。なんか良い
受付で大人900円の支払いを済ませ、洞窟に向かいます
頭を打ちまくりながら進む恐竜洞窟
入り口にヘルメットが置いてあります。洞窟の入り口付近は広く、ヘルメットを被らなくても大丈夫そうに思うが、ヘルメットは必ず被りましょう。入り口は広くても、その先は体をかがめて進むほどの狭い道が現れます。「まあ大丈夫だろう」と舐めた考えでヘルメットを被らずに進んだ私は3回も頭をぶつけました
洞窟内を進むと所々に恐竜人形が配置されています。音量や照明、洞窟内の涼しい雰囲気も相まって大迫力。大人でも怖いくらいだ
洞窟内の気温は12~13℃と一定で夏は涼しく冬は暖かい空間です
鉱山洞窟では日本一の「のぞきの滝」がありました。落差23m。
道中、成人男性ほどの大きさの恐竜が現れました。雷音と共に鳴り響く鳴き声と明るく光るライトに泣いている子供がいました。遊園地のびっくりハウス的な楽しさもある
お寺でよく目にする重軽石的な物を発見。石の重さを受付で言い当てると景品がもらえると書いてあります。答えはグラム単位で言い当てなければならず、定期的に石の重さも変更しているらしい。隙がない
蛍光鉱石の展示
しばらく歩くと恐竜の鳴き声が鳴り止んできた。恐竜ランド極楽洞は恐竜だけではなく、「光るトンネル」「ミニ奇石博物館」「地獄・極楽の世界」と複数のエリアがある
恐竜エリアが終わると次は「光るトンネル」「ミニ奇石博物館」のエリア。昭和アナウンサー口調の解説と共に蛍光鉱石が展示されている一角にたどり着く。蛍光鉱石とは紫外線やブラックライトを当てると発光する鉱石だ
かなり幻想的な風景で、見応えがある。少し奥まった場所に位置していたので案内板を見落とさないように注意しましょう
地獄と天国の世界観
さらに順路を進めると、子どもの背丈よりも大きな鬼の金棒が出現する。この先は「地獄と極楽の世界」を再現したエリアになっています。先程の雰囲気とはうってかわり、おどろおどろしい雰囲気
地獄の解説がなされた展示が面白い。そこでは現世で悪さをした人々が、受ける罰が解説されています。注目なのが、鬼に舌を抜かれる人の表情。鬼を相手に抵抗することを諦め、舌を抜かれることさえも受け入れている表情が絶妙だ
この手の地獄ジオラマはたいてい手作り感満載のものが多いが、この「恐竜ランド極楽洞」の地獄は
作り込みがリアルで見応えがある。個人的には恐竜ゾーンよりもおすすめ
「恐竜ランド極楽洞 心霊」と検索してヒットする理由はこのリアルなジオラマにあるのかな。調べても、何故心霊について噂されているのかよく分かりませんし、心霊現象はありませんでした
地獄を抜けると最後は極楽の展示でフィニッシュ!!
先ほどの蛍光鉱石とライティングによる極楽演出が面白い。極楽というよりもクラブやダンスホール的な雰囲気があるようにも思う
アクセス
住所:〒643-0611 和歌山県伊都郡かつらぎ町花園梁瀬1020
TEL:0737-26-0836
営業時間:9時〜17時
3月~9月は無休、10月~2月は木曜定休(祝日は営業)
駐車場有(無料)
夏場はアブが沢山います。虫除け必須
まとめ
正直、アクセスは悪いですが恐竜が潜む洞窟を冒険するスリルや臨場感は格別でした。冬はスタッドレスタイヤ必須の立地にはなりますが、雨の日のドライブにももってこいの場所だと思います
小学生ぐらいの子どもを連れて訪問するのもオススメですし大人も充分に楽しめる施設です
最後までご覧いただきありがとうございました