京都府の八幡市に位置する「飛行神社」
名前のとおり「飛行」にまつわるご利益がある神社で、全国から航空安全や航空事業の発展を祈願する人々が訪れる。宇宙産業事業者やゴルフ上達を祈願する人も多数参拝しており、空に関連した全ての信仰を集めています
境内には「飛行」を連想するモノが多数。銀色に輝くインダストリアルな鳥居の横にプロペラがぐにゃりと曲がった零戦のエンジンや戦闘機のジェットエンジンが展示されていたり、花手水には飛行機が描かれていたりとユニークな神社だ。御朱印も飛行に関連して一味違ったデザインになっている
詳しい様子を写真とともにお伝えします
墜落した零戦と神殿風の拝殿
鳥居の側には大阪湾で引き揚げられた零戦の機首部や5m以上あるF104J(栄光)のジェットエンジンが展示されています
他にも、飛行機のおもちゃの裏に願い事を書いて奉納する「奉納飛行機」や花手水にブルーインパルスが刻まれていたりと飛行にまつわる神社ならではといった景色が広がります
拝殿は洋風建築風。これは「海や陸地には限りはあるけど、空は世界に一つ同じ空がある」との想いから、世界各国からの参拝者を迎えるためだという
初代神主は幻の発明王「二宮忠八」
初代神主は二宮忠八という人物。なんと1891年に世界初のプロペラ式模型飛行機である「カラス型飛行機」を発明したすごい人
人を乗せて飛べる「玉虫型飛行機」の設計図も完成させたが、当時の軍部の無理解によって却下。世界初の飛行計画は頓挫し、ライト兄弟に人類初の動力飛行機の開発の座を越されてしまうのだ
忠八の設計図はライト兄弟の16年も前にすでに完成していたのに・・・
以後、飛行機開発を断念した忠八は、航空事故の防止や犠牲者の霊を慰めるために1915年に私財を投じて日本初の航空神社として飛行神社を創設したのである
時は進み、平成元年に忠八の功績をたたえ飛行神社の境内に「二宮忠八資料館」が併設されました
忠八に関する資料だけでなく、約1000体のプラモデルや宇宙開発に関わる模型、航空シミレーションゲームを楽しむことができます。入場料は大人300円、小中高生は200円
二宮忠八創建 飛行神社公式サイトhttps://www.hikoujinjya.com
飛行神社の御朱印の画像
御朱印の種類は以下のとおりです
- 飛行神社の御朱印
- 飛行神社の御朱印にスタンプ(全5種)
- 饒速日命(見開き)の御朱印
- 花手水の御朱印
・各300円 となっており追加印(全5種)は各100円
(航空機・戦闘機・戦闘機(編隊)・ロケット・ヘリコプター)
ANAと飛行神社とのコラボご朱印帳や「孔球守(ゴルフ守)」そして全国初のドローンや無線操縦機の安全を願う「通信翼守」なども販売されています
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アクセス
住所:京都府八幡市八幡土井44
Googleマップで詳しい住所を確認する
TEL:075-982-2329
営業時間:午前9時から午後4時半
まとめ
飛行神社には飛行に関するご利益から、航空事業や宇宙開発などに携わる人が多く参拝する場所です
境内には自衛隊募集のポスターやパンフレットも見られました。また、ゴルフ上達を願ってゴルフボールを奉納している人や航空会社への合格祈願を行う人もいます
全国を見渡しても珍しいご利益のある「飛行神社」
航空のみならず、宇宙までの信仰を集めるこの神社はこれまで以上に多くの人々にとって必要な場所になっていくことだろう
以上です。最後までご覧いただき、ありごとうございました