苔むした可愛らしい羅漢像(お釈迦様の弟子の像)がずらっと並ぶ景色が圧巻の「愛宕念仏寺」
羅漢像の姿がとてもユーモラスでサングラスをかけていたり、テニスラケットを構えていたり愛嬌たっぷりだ
写真と共に詳しくお伝えしたいと思います
境内の様子
愛宕念仏寺は嵐山のさらに奥地、心霊スポットとしても有名な鳴滝トンネルのすぐ側に位置しています。沢山の羅漢像が並ぶ姿は珍しく、普段目にするお地蔵さんよりも2回り以上大きいサイズ感です
境内の様子をお伝えします。斜面に沿ってお寺が建てられており、入り口から階段を登る形で
本堂へ向かいます。道中、目と口がくっついてしまいそうな程の笑顔の羅漢像が並んでいます
細かく羅漢像を注目すると、表情やポーズが異なっていることがわかります。逆立ちをしているものからサングラスをしているものまで様々。厳かで崇高なイメージのある「お寺」にこう言った、遊び心があるのは斬新で面白いですね
あなたもお気に入り羅漢像を見つけてみよう!
本堂到着
斜面をのぼりきると山腹を切り開いた形で位置する本堂に到着。こちらは一面羅漢が並んでおり大迫力だ。おそらく、本堂近くにある羅漢が一番古く、苔がヘアースタイルのように見えます
他にも多くの参拝者がいましたが、ほとんどが外国人。外国人向けのガイドブックに掲載されているのかな
本堂から少しのぼったところにある多宝塔にでっぷりとした石造のお釈迦様がおられる。こちらもゆるキャラみたいで可愛い
京都一の荒寺から大復活
今でこそ美しく、外国からの参拝客も絶えない「愛宕念仏寺」ですが、災害や戦争の影響で住職が不在の時期もあり「京都一の荒寺」と形容される程荒廃していた時期もありました。「このままではいけない」と復興に着手したのが仏像彫刻家でもある住職の西村公朝
1980年より復興事業が開始され、この時の復興事業の一つが境内に立ち並ぶ羅漢像の作成。この羅漢像は全て一般の参拝者の手によって彫られたものだ。裏には奉納者の名前が彫られている。ユーモラスで個性的な姿の秘密はここにあったのか
<参照>
公式HPhttps://www.otagiji.com
アクセス
住所:京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
TEL:075-285-1549
営業時間:8:00~16:30 年中無休
駐車場:有
まとめ
ユーモアいっぱいでとても可愛らしい羅漢像が並ぶ愛宕念仏寺。一躰一躰違った表情なのは参拝者らがそれぞれの想いで彫り奉納したものだったからでした
ギターを持っていたり、サングラスをかけていたりする個性的な羅漢像もあり
「これは一体なんだ!?」と笑える景色が広がるとても楽しい場所でした
最後までご覧いただきありがとうございました