記事内に広告が含まれています

戦前に建設された東洋一のケーブルカー【愛宕山ケーブル駅廃墟】

京都府
ブルースチェン

月間2万アクセス突破!最も勢いのある珍スポット系サイトを運営しています。
京都府在住で32歳。趣味は格闘技観戦と観葉植物を育てること。

ブルースチェンをフォローする

火伏せの神として、古くから信仰されている「愛宕山
愛宕山は1900年の始まり頃にリゾート地として洋式ホテルやスキー場等最先端のレジャー施設が建設された場所でもあります。その時代に活躍したのが今回ご紹介する愛宕山ケーブルカー。戦前栄華の象徴のような施設で、当時は東洋一のケーブルカーと呼ばれていました。
しかし、このケーブルカーは第二次世界大戦が始まる頃に、資材物資の不足等が理由で廃業してしまいます。現在は廃墟化してはいますが、当時の面影を残したまま現存しており、文化的価値が非常に高い建物です

果たしてどのような場所なのか!?写真と共にお伝えします

スポンサーリンク

愛宕山ケーブルカーへの道のり

愛宕山ケーブルカーへは通常の登山ルートを登り、正規ルート道中で現れる分かれ道を進むとたどり着くことができます。ただ、その分かれ道の場所が非常にわかりにくい。遭難事故も多発している地域なので、注意が必要です

おすすめ駐車場情報

「愛宕山ケーブルカー」へは車での訪問が便利です。愛宕山の麓にある有料駐車場「さくらや(青木駐車場)」の利用がおすすめだ

さくらや(青木駐車場)

公式HP:http://sakuraya.kiyotaki.kyoto/hp/
X:https://twitter.com/sakuraya_info
かなりタイムレスに駐車場情報が更新されています

駐車場の管理人の方に「毎年救助者が続出しているので、経験者でないと1人で登山をおすすめしていない。愛宕山に登ったことははありますか」と確認をされました。しっかり準備をして向かいましょう!

愛宕山は火伏せの神として信仰されている

目的地までは通常の登山道を進みます。道中、沢山の子供連れの家族と出会いました

ただ、すれ違う子どもが全員幼い。その理由は、3歳未満で愛宕神社をお参りすると「一生火の難を免れる」と信仰されているからです。

分かれ道の目印はどこ?

<img loading=

登山中、「遭難者多数」という掲示板が目立ちます。ただ、午前中であれば登山者も多いので、迷うリスクは低い

しばらく進むと、「水尾別れ」という休憩所に到着します。この地点を目印に山頂の愛宕神社方面に進むと直ぐ右手に分かれ道があります。その道を進むと、愛宕山ケーブル駅に辿り着きます。昔は分かれ道がわかりやすいように、白い石が敷き詰められていたそうですが撤去されていました

愛宕ケーブルカーの詳しい様子

到着しての一番の感想は「めちゃくちゃお化けが出そうな雰囲気」入るのに非常に勇気がいる

<img loading=
黄色い壁が可愛らしい。モダンな印象を受ける
<img loading=
張り手一発で折れてしまいそうな柱
<img loading=
一階写真。今も残るタイルが可愛らしい。おそらく当時では最先端の洋風形式の建物だったのだろう
<img loading=
2階に昇ることができるようだ
<img loading=
2階の様子。鍾乳洞のようにコンクリートが溶け出した天井が怖い
<img loading=
一階に戻ると、地面に穴が開いていることに気がつく。床下が空洞ではないか!?

床下の空洞を目にすると、急に冷や汗をかく
「足をつけている床の下は空洞になっているので、いつ床が抜けてもおかしくないのでは・・・」
これまで、歩いていた場所が、急に危険地帯に変貌する。そろりそろりと歩いて、そそくさと帰路に向かいました。怖かった

廃墟になる前は建物の下にケーブルを巻き付ける機械があって、その上に駅舎があった構造になっていたのだろう

<img loading=
入り口反対側の写真
<img loading=

まとめ

信仰、願望、羨望等、沢山の人々の欲望が渦巻いた「愛宕山ケーブルカー」跡

当時の面影を残し、ひっそりと佇む建物が魅力的で、恐怖心と好奇心が混在した不思議な感覚を得ることのできる場所でした
以上です!最後までご覧いただきありがとうございました

アクセス

朝早くに登山することをおすすめします。日暮れが大変速く、遭難の危険性があります

住所:〒616-8458 京都市右京区嵯峨愛宕町1
TEL:075-861-0658

近くの有料駐車場
さくらや(青木駐車場)
http://sakuraya.kiyotaki.kyoto/hp/

参考になるサイト

愛宕神社公式HPhttp://atagojinjya.jp
愛宕山登山安全マップ(京都府警)https://www.pref.kyoto.jp/fukei/anzen/tiiki/sangaku/atagosan.html