神戸南京町は、異国情緒あふれる街並みと美味しい中華料理が楽しめる、日本を代表する中華街です。そんな南京町には、意外な魅力が隠されています。それが、お土産屋さんかと見間違えるほど豪華な公衆トイレ「臥龍殿」です。詳しい様子を写真とともにお伝えします。
南京町の様子

元町駅から歩いてすぐの場所に南京町は位置しています。屋台風の店から、中国様式のド派手な飲食店までずらっと軒を連ね、色鮮やかな看板が目に飛び込んできます。店員風の人と目が合うと片言の日本語で呼び込んできますが、強引さは一切ない。店員さんたちの明るい呼び込みも、この街の賑やかさを象徴しています。


所々に映画「カンフーハッスル」で登場しそうな昔ながらの中国を感じさせる景色が残っており、歩いているだけで面白いスポット。



市民トイレ臥龍殿に突入
南京町の中心部から少し外れた路地裏に、ひときわ目を引く建物があります。それが、豪華な外観が特徴の公衆トイレ「臥龍殿」です。
翡翠色の屋根に赤い柱、そして龍の彫刻が細やかに施されたその姿は、まるで宮殿のよう。パッと見は、高級なレストランや土産物屋と見間違える人も多いでしょう。


トイレの中に入ると内装もまた中国風の装飾が施されており、まるで異国に来たような気分になります。多くの観光客が利用しているにも関わらず常に清潔に保たれており、気持ちよく利用できます。


左右に配された龍の彫刻は外国から取り寄せられたもので、建物正面に輝く「臥龍殿」の文字は、作家の陳舜臣氏が揮毫したもので、その堂々とした書体は建物の風格をさらに高めています。
南京町の公式HPによると、2階はコミュニティホール、3階は組合事務所として利用されているとのこと。単なるトイレにとどまらず、地域の人々の交流の場としても活用されているようです。
夜の南京町も良い
夜の南京町の雰囲気も良いです。人通りもだいぶ少なくなっていてとても歩きやすいためおすすめです。


まとめ
日本でも指折りのチャイナタウンである「南京町」。横浜の中華街と比べるとコンパクトですが駅からのアクセスも良く食べ歩きをするも良し、変な雑貨を買うも良し、臥龍殿という豪華な市民トイレにただ立ち寄るも良しの面白い場所でした。夜の雰囲気も素晴らしくまた違った魅力がありました。以上です。最後までご覧いただきありがとうございました
アクセス
営業時間:平日は10:00~19:30
土日祝は21:00まで
飲食店の営業時間は11時頃に開店9時頃に閉店する店がお多いように思います
住所:〒650-0023 兵庫県神戸市中央区栄町通1丁目3−13