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流されることが前提の橋!?時代劇世界へ誘う日本最大級木橋【流れ橋】

橋の上からの景色 京都府

京都府南部を流れる木津川に架かる「流れ橋」は流れることが前提の世にも珍しい木橋。。洪水時に橋が流されることを想定したシンプルな造りは、まるで時代劇のセットのような風情。木津川の清流と緑豊かな自然が織りなす風景はとても魅力的です。詳しい様子を写真とともにご紹介します。

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流れ橋へは車での訪問が便利

流れ橋自体に駐車場はありませんが、八幡流れ橋交流プラザ四季彩館に駐車場が整備されています。地元の野菜を購入できたり、食事処があったりと道の駅のような施設です。

駐車場の様子

流れ橋への行き方

八幡流れ橋交流プラザ四季彩館の建物入り口付近に流れ橋への案内板があります。

流れ橋の看板

流れ橋の周囲は工場地帯。自然豊かで美しい場所という雰囲気はありませんが、流れ橋へと続く道だけは綺麗に整備されています。

観光地として盛り上げようという街の意気込みを感じます。

流れ橋に向かう道
ここにも案内板が。丁寧な案内である
パンダの色だが顔はたぬき
道中の公園にあった見た目たぬきの色だけパンダ。変わった遊具としてTV番組「月曜から夜ふかし」で紹介されていました。

時代劇の世界に迷い込んだかのような景色

木津川に架かる「上津屋橋」、通称「流れ橋」は、その名が示す通り、増水時には川の流れに身を任せて移動するユニークな構造の橋です。全長356.5m、幅3.3mという堂々たる姿は、来訪者を圧倒します。

木津川の石碑

橋の下に降り立つと、そのスケールの大きさに改めて驚かされます。橋の上部は木造の温もりがありますが、柱は鉄筋で支えられています。地元の方々は、この橋を生活の一部として利用しており、自転車のカゴに買い物袋を載せて颯爽と橋を渡る姿も見られました。

流れ橋を見上げた様子

橋の上からは、木津川の穏やかな流れを一望できます。水の流れがかなり緩やかに見えますが、台風や大雨時にはこの橋が流れてしまう程の水量になるというから驚きです。自然災害の恐ろしさも感じます。

橋の下に流れる木津川

橋には手すりがないため、少しスリルを感じますが、その分、開放感は抜群です。木津川の風を感じながら、悠々と橋を渡る時間は、まさに至福の時と言えますね。

橋の上からの景色
少し進んだところから振り返る。雄大な自然を感じることができる景色だ。

流されても良い理由は安価に復興できるよう設計されているから

橋の上からの景色

流れ橋は昭和28年(1953年)戦後間も無くの時期に架けられた橋です。
なぜ流れ橋は流されることが前提なのか。それは、戦争により荒廃した世の中で水害で橋が流れても安価に橋を復旧できるように設計されたためです。

ロケ地として活用される流れ橋

流れ橋はその簡素な作りの結果その姿が素朴となり、木津川の雄大な自然と相まって不思議な魅力のある橋となったりました。
流れ橋が完成したのは戦後ですが、江戸時代が舞台の「暴れん坊将軍」「水戸黄門」や明治維新が舞台の劇場版「るろうに剣心」等の数々の映画ロケ地に使用されています。

増水によって流れた後の復旧の流れ

案内板の様子

流れ橋が流れた後の復旧の流れが案内板に示されているので、以下ご紹介します。

①大雨が降れば、水かさが増えていきます。
②川の水位が橋桁はしげたに達すると、橋桁と橋板が浮かびあがります。
③橋桁と橋板はワイヤーロープで橋脚に固定されているため、流されることはありません。
④⑤水位が下がった後に、橋桁と橋板を引き上げて橋脚の上にのせれば、流出前の状態に戻ります

まとめ

流れ橋の橋の上から見る木津川の流れや白い川岸等全てが雄大でとても気持ちの良い場所でした。堤防を進むと石清水八幡宮につながり、サイクリングコースに立ち寄る場所としても人気です。以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

アクセス

四季彩館
住所:〒614-8173 京都府八幡市上津屋56−1
TEL:0759830129
営業時間:9:30~16:30
公式HP http://www.shikisaikan.co.jp

流れ橋
住所:京都府八幡市上津屋宮前川端 流れ橋(上津屋橋)

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