記事内に広告が含まれています

実業家が私費で建立した日本最大級の大仏と1281体の石仏【越前大仏】

越前大仏の様子 福井県
ブルースチェン

月間2万アクセス突破!最も勢いのある珍スポット系サイトを運営しています。
京都府在住で32歳。趣味は格闘技観戦と観葉植物を育てること。

ブルースチェンをフォローする

奈良の大仏よりも巨大な大仏が福井県にある。清大寺にある「越前大仏」だ。なんとこの大仏と寺院を建立したのは相互タクシーの創業者多田清氏。お寺をテーマパークにしたようなスケール感の施設が立ち並び、個人の財力でここまでの建物が作れるのかとびっくりするスポット。大仏の他に、1281体の石仏が並ぶ景色は近年SNS映えすると話題になっています。
ただ、財政難でやばいらしい。門前町風の建物がほとんど廃墟化していて、ゴーストタウンにいるような雰囲気もあります。

写真と共に詳しい様子をお伝えします

スポンサーリンク

門前町の景色

清大寺に向かう道中に門前町のような建物群が形成されています。かなり立派な佇まいですが、営業している店はなくほぼシャッター街!ガラガラだ

ゴーストタウンのような寺の風景
門前町の様子
どの建物高さが一緒。計画的に作られた門前町だろう

清大寺は「福井県立恐竜博物館」近くの立地状況にも関わらず、シーンと静まり返っている。ゴーストタウンと呼んでも差し支えがない景色。
しばらく歩いていると、綺麗なハープの音色が聞こえくる。商店街で唯一営業しているハープカフェ「KISSAKO」からの音色だ

ハープバーKISSAKOの様子
オナーは「きさこさん」かな?

門前町をしばらく進むと、とてつもなく大きい建物が目に入る。これが「清大寺」か

清大寺の様子
一番奥左手の建物が入館料を支払う場所でした

境内入り口の様子

参拝料は500円。お寺の参拝料としては適正価格だが、オープン当初は3000円も徴収していたといいます。遊園地の料金じゃないか

大門の様子
門のみならず、全てがでかい

大門の内部に鎮座する金剛力士像もでかい。案内板によるとこの金剛力士像は中国の樟(くす)が用いられており中国の福建省で3年6ヶ月の日時を費やして制作された

南大門の中にある金剛力士像

柱をよく見ると、コンクリートが剥き出しになっている部分がある。この門はコンクリート作りの建物のようだ

「寺といったら木造」という思い込みがあるので、どこかしっくりこない

柱のアップ

この仏像の配置には意味があるのかな??

森の中にある仏像
金の仏像

それにしても仏像が多い。参拝客よりも多いんじゃないか?
コンクリート作りの巨大な寺の雰囲気と相まって、こうも乱雑に配置されていると、ありがたみを感じない上に胡散臭い寺に思えてくる。80%オフのルイヴィトンぐらい胡散臭い

東大寺そっくりの大仏殿
大仏殿到着。めちゃくちゃでかい。これもコンクリート造り

パーマの「越前大仏」の様子

大仏殿に入る。見た目も内部構造も奈良の東大寺を連想させる
中央には一番の見どころの「越前大仏」が鎮座している。大仏の高さは17メートルで奈良の大仏よりも2メートル程大きい

大仏の大きさ

ただよく見ると
うん??髪型がパーマ風でめっちゃ現代的じゃないか!!

越前大仏の髪型について

一般的な盧舎那仏の髪型はパンチパーマのような「螺髪」が特徴です。螺髪は知恵の象徴で「螺」は巻貝を意味しており、仏のなかでも最上位に位置する如来像にだけ見られる。そんな仏の知恵を表現するとても大事な部分なのに、髪型がめっちゃ現代風やん

おでこの中心にあるホクロのような白毫もないし、素人が作ったの?と疑ってしまう見た目だ

螺髪のイメージ図

<参照>
教えてお寺・神社さん All Rights Reserved.仏様の髪型は何種類あるの?https://www.oshiete-oterasan.com/c-hairstyles.html

ただその迫力とスケールはすごい。壁面に目を向けると合計1281体の石仏が並ぶ

こうも壁一面にあるとサイズ感が分かりにくいが、大人一人分程のサイズはある。圧巻だ

石仏の様子
綺麗すぎる石仏にちょっぴり違和感はある
越前大仏の様子
歩いている人と比較すると分かりやすいかな

石仏に目を向けると、絶妙なバランスでお賽銭が置かれていました

バランス感よく賽銭が置かれている様子
「種も仕掛けもありません」のポーズ(違うか)

ただ、言っちゃ悪いがこちらもありがたみは一切感じない。コンクリート造りの建物や大仏の髪型が偽物感を醸し出している

社会貢献で建立されたというが、どうなんだろうね

冒頭にも触れたように、この「清大寺」は相互タクシーの創業者多田清氏が建立しました
1987年(昭和62年)に開眼供養とバブル真っ只中の時期。しかしその後のバブル崩壊で収支が悪化し、自治体の債務放棄で生きながらえた訳ありの歴史があります


多田清氏は莫大な私財を投じて、郷里への社会貢献を目的にこの施設を建立したというが、やけに立派で極端に大きな建物や境内の意味もない所に高価な仏像を置いている様子を見て、見せびらかしのような印象を受けます。果たして本当に社会貢献だけが目的なのかな

越前大仏の様子

その他の見どころ五重塔

境内の五重塔もどでかい
ただ、「その他の見どころ」とした題名と矛盾するけど五重塔の見どころは何もない

門前町と大仏を見終わったらぶっちゃけ遠目で見るだけで十分だ

エレベータの案内板
五重塔にエレベーターなんて安いツッコミはしないぜ
頂上からの景色
特に良い景色ではない
内部の様子
内部の仏像

アクセス

住所:福井県勝山市片瀬50字1-1
TEL:0779-87-3300
駐車場有

まとめ

数百億円をかけて作られた巨大な大仏や五重塔等そのスケールに圧倒されることは確実。一見の価値はあります
最後まで、ご覧いただきありがとうございました