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沖縄屈指のパワースポット!神が宿る森「斎場御嶽」で感じる琉球王国の祈り

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御嶽の象徴 沖縄県
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沖縄県内屈指の強力なパワースポット「斎場御嶽」。
琉球王国最高の聖地にして、古来より神が降り立つ場所として崇められてきた場所です。

うっそうと茂る森、巨大な岩山、そして海から吹き抜ける風……。
一歩足を踏み入れれば、そこが単なる観光地ではなく、祈りの場であることを肌で感じます。
世界遺産にも登録された神秘の森の様子と見どころを写真とともに詳しくお伝えします。

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物見遊山

家族旅行の合間に隙を見つけてはディープで不思議なスポットを巡っています。
旅行記を読むのが好きで、ライターに憧れてブログを始めました。面白いスポットがあればぜひ、教えてください!!

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まずは「物産館」へ!絶景とポケモンに癒やされてから、魔の坂道へ挑む

販売所の様子

斎場御嶽へ向かう前に、絶対に知っておくべき重要なルールがあります。
実は、御嶽の入り口ではチケットの購入ができません。 また、入り口付近には駐車場もないため、少し離れた「南城市地域物産館」へ立ち寄る必要があります。

「なんだか面倒だな……」 と思うかもしれませんが、これは最高の聖地の環境を保全するための大切な措置。

ポケふた

物産館の裏手は、エメラルドブルーの海が一望できる絶景スポットがあったり、足元には、ハブとマングースが描かれた可愛らしい「ポケふた(ポケモンマンホール)」も設置されあったりします。

物産館から御嶽までの道のり

物産館から入り口までの約400m(徒歩10分)は、ひたすら続く上り坂。
特に真夏の沖縄の日差しの中ではかなりキツイ道のりです。水分補給をしながら焦らず登ってくださいね。

男子禁制の聖域。国王すらも祈りを捧げた「6つの香炉」と神の島

斎場御嶽の通路

急な坂道を登りきり、いよいよ参道の入り口へ。右側を見ると、6つの香炉が並べられていることに気づきます。
これは敷地内にある6つの神域(イビ)の分身として置かれたもの。
かつて斎場御嶽は完全な「男子禁制」の地であり、神の許しなしには国王ですら入ることはできませんでした。 そのため、中に入れない人々はこの香炉に向かって祈りを捧げていたのです。

久高島

また、この「御門口」付近からは、琉球開びゃくの始祖・アマミキヨが降り立ったとされる「神の島・久高島」を望むことができます。
海の向こうにある聖地と、目の前にある禁断の森。 ここが祈りの最前線であったことを静かに物語っています。

ひんやりとした静寂。神話の森に残る「戦争の傷跡」

入り口の様子

入り口を抜け、一歩足を踏み入れると世界が変わります。
鬱蒼とした木々に囲まれた空間は、静かでひんやりとした神聖な空気が満ちていました。
石畳を歩いていると、琉球神話の世界から王国の栄華、そして悲惨な戦争、さらに外国文化がチャンプルされた現代へと続く、沖縄の激動の歴史が脳裏をよぎります。

艦砲穴

特にハッとさせられるのが、嶽内に残る大きな穴。
これは1945年の沖縄戦で打ち込まれた「艦砲射撃」の跡(艦砲穴)です。神が宿る聖地ですら、戦争の渦からは逃れられなかった現実。

首里城と同じ名を持つ場所。白装束の祈りに遭遇した「大庫理」

大庫理(ウフグーイ)

石畳の参道を登って最初に見えてくる拝所が、「大庫理」です。 ここは「大広間」や「一番座」という意味を持つ場所。

かつては最高神女・聞得大君(きこえおおきみ)の即位儀式において中心的役割を果たした、非常に格式高いエリアです。
驚くべきは、首里城正殿の2階にも、ここまったく同じ「大庫理」という名の広間が存在すること。王宮とこの聖地が、精神的に強く結びついていたことの証と言えます。

私がここを訪れたのは午前11時頃のこと。目の前にある大きな岩に向かい、白装束に身を包んだ「ユタ」の方が、熱心にお祈りを捧げていました。
観光地化されてもなお、ここは地元の人々にとって現役の聖地であり、祈りの場なのだと肌で実感した瞬間。

「王府の台所」は豊穣の証。世界中の富が集まる「寄満(ユインチ)」

続いて現れる拝所は「寄満」です。
ユインチとは、王府の言葉で「台所」を意味しますがここは実際に料理をする場所ではありません。「寄せて、満ちる」。

その名の通り、当時貿易が盛んだった中国からの貢ぎ物をはじめ、世界中から宝物がここに集まってくる様子を象徴した場所でした。

目の前にあるのは、貢ぎ物を供えるための石積みの舞台。かつては、琉球がいかに海洋国家として栄えていたか、その豊かさを肌で感じられます。

また、第二次世界大戦前までは、この台の上に「馬の形をした石」が置かれていたそうです。
その石を使ってその年の吉兆を占っていたそうですが、戦乱の混乱で失われ今はもう見ることができません。積み上げられた石の重厚感に、往時の繁栄と思いを馳せます。

斎場御嶽のシンボル。巨大な岩が支え合う神秘の三角地帯「三庫理」

さんぐーいの風景

いよいよ、斎場御嶽で最も有名な拝所、「三庫理(サングーイ)」に到着。

目の前に現れたのは、2つの巨大な岩が絶妙なバランスで互いに支え合っており、その隙間から向こう側の光が差し込む様子は言葉を失うほど神秘さを漂わしています。
自然が作り出したとは思えない、完璧な三角形の空間も美しい。

サンぐーい

現在は岩の崩落防止などの観点から柵が設けられており、残念ながら三角形の奥へと進むことはできません。(コロナ前は柵がありませんでした。)

しかし、柵の手前からでもその圧倒的なエネルギーは十分に伝わってきます。
突き当たりの空間が「三庫理」そのものであり、右手には「チョウノハナ」と呼ばれる拝所の香炉がひっそりと置かれています。
人が入れなくなったことで、より一層「神の領域」としての静寂と厳格さが増したようにも感じられました。

聖なる水が滴る「2つの壺」。五感が研ぎ澄まされる最高のパワースポット

三庫理のすぐ近くに、大きな2本の鍾乳石から滴り落ちる水を受け止める壺が置かれています。

それぞれ「シキヨダユルアマガヌビー」「アマダユルアシカヌビー」という名前がついており、「ヌビー」とは古い言葉で「美しい水」を意味します。
この水は聖なる水とされ、かつては正月の若水(変若水)として王府に献上されていたそうです。

個人的には、ここが一番強いパワーを感じる場所でした。 大自然に囲まれた空間に優しく差し込む光、植物と土の濃い匂い。
耳を澄ませば、鳥や虫たちの鳴き声と、ポタポタと一定のリズムで壺に落ちる水音だけが響いています。

普段の生活では、「話す」「見る」「聞く」ことばかりに追われ、何かをじっくり「感じる」機会は驚くほど少ないもの。

けれど、ここ斎場御嶽には、日常で眠っていた感覚を呼び覚ましてくれるような、不思議で心地よい時間が流れていました。

アクセス

住所:沖縄県南城市知念久手堅
詳しい場所をGoogleマップで確認する
TEL:098-949-1899
料金:入場高校生以上300円、小・中学生150円
時間:9~18時(入場チケット販売時間:3~10月は17時15分まで、11~2月は16時45分まで)
定休日:不定休(年2回休息日あり)
アクセス:那覇空港道南風原南ICから車で40分、または那覇バスターミナルから338番志喜屋線の路線バスで1時間5分、斎場御嶽前バス停下車、券売所まで徒歩すぐ
駐車場:150台(南城市地域物産館・知念岬公園駐車場を利用)