「子どもを連れて、どこか涼しくて楽しい場所ないかな?」
そんなご家族にぴったりなのが、兵庫県朝来市にある《生野銀山》です。
ここは、かつて日本を支えた本格的な鉱山跡を探検気分で見学できる、ちょっと珍しい観光スポット。なんと坑道内は**通年13℃前後**!真夏でもひんやり冷えていて、まるで天然のクーラーのような涼しさを体験できます。そして冬は逆に暖かく感じる、不思議なスポットです。
さらに、ベビーカーや車椅子でも安心して見学できるバリアフリー設計。通路は広く、小さなお子さん連れのファミリーでも無理なく観光できます。しかも、ペットも入坑OKという珍しい施設。
坑道内には「銀山ボーイズ」と呼ばれるクセ強マネキンたちがあちこちに配置されており、少し薄暗くジメッとした空間でクスッと笑える仕掛けも満載。

この記事では、実際に子連れで訪れて感じた「生野銀山」の魅力を、見どころ・楽しみ方・歴史・アクセス・注意点までまるっと紹介します。
子連れ・車椅子でも安心!バリアフリーな銀山観光

生野銀山の坑道は観光用にしっかり整備されており、ベビーカーや車椅子でも安心して入れる設計。広めの通路が続き、段差もほとんどないため、小さな子ども連れでもストレスなく見学可能です。


私自身も双子(生後6ヶ月)を連れて双子用ベビーカーで訪問しましたが、狭い通路は一切なく、最後まで快適に観光できました。
さらに、トイレはバリアフリー対応で、駐車場近くの休憩所にはオムツ交換スペースと水道も完備(授乳室はなし)。おむつ交換台には無料のおむつ交換シートもあり、ファミリー層にやさしい設備が整っています。
おむつ交換スペースの様子

おむつ交換スペースは銀山入り口から一番離れた、駐車場の入り口付近の建物にあります。

この手の施設の休憩所は空調がヨワヨワなことが多いですが、ここでは超快適な温度設定でした。
おむつ交換台には、無料のおむつ交換シートも備え付けられていました。

ペットもOK!家族全員で楽しめる生野銀山

生野銀山はペット連れも入坑可能です。
坑道内は夏は涼しく、冬は暖かいため、暑さや寒さに弱いペットとのお出かけにぴったり。ペットカートも利用できます。
ただし、坑道内は地下水で濡れている場所が多いので滑りやすく、足元には注意が必要です。出口付近にはペット用の洗い場も完備されています。
夏はキンキンに涼しい!通年13℃の坑道内は天然のクーラー

生野銀山の最大の魅力のひとつが、年間を通じて13℃前後に保たれた涼しい坑道です。
真夏に訪れると、入口から付近からすでに天然のクーラー空間が広がっており、真夏の極楽空間が広がっています。
寒がりの方は涼しすぎるぐらいなので、上着を一枚持っていくと安心。冬に訪れると逆に暖かく感じるので、季節問わず快適に過ごせます。
坑道内は薄暗い場所や濡れている場所があるので注意が必要です。
上着、歩きやすい靴を用意しましょう。
銀山ボーイズ登場!クセになる表情のマネキンたち

生野銀山の名物といえば、“超スーパー地下アイドル GINZAN BOYZ”と名付けられた欧米風イケメンマネキンたち。


彼らは元々、江戸時代から昭和の閉山までの鉱山労働を再現するための展示マネキンでしたが、2017年に大手広告代理店の発案で「地下アイドル」としてデビュー。
デビュー曲「ギンギラ銀山パラダイス」は昭和アイドルテイストな曲調で、「銀☆銀☆銀☆銀山ボ〜イズ!!」と耳に残るフレーズが印象的。坑道内のスピーカーからも流れており、銀山を後にする頃には、もう一度聞きたくなるほど独特の中毒性があります。

生野銀山には男性マネキン53体、女性マネキン7体が設置されており。次郎羅茂(ジロウラモ)、りょうくん、与作、など一体一体に名前が付けられています。

入り口で配布されている、マネキンのプロフィールを見ながら坑道内を楽しむのがおすすめ!

スイッチを押せば電気仕掛けで動くマネキンもいます。わずかな可動域で精一杯人間性を再現しようとするマネキンたちがなんだか愛らしくなってきました。
お土産売り場ではオリジナルグッズも販売されています。


生野銀山の坑道内の様子!気分はインディ・ジョーンズだ!!

ここからは生野銀山の内部をレポートします。
気温13℃の薄暗い通路に、水のしずくがぽたぽたと落ちる音。頭上の岩肌が近づいたり、少しカーブした狭い道を進んだり……。生野銀山の坑道内は、まるで冒険映画の舞台のようなスリル感があります。





観光ルートとして整備されたエリアは約1キロ。これだけでも十分広く感じるのですが、昭和48年(1973)に閉山されるまでに掘り進められた坑道の総距離は約350キロ以上、深さは880メートルだというから驚き。見学できるのはほんの一部なんです。
下は資料館に展示されていた生駒銀山内部の地図。アリの巣みたいに入り組んでいてそのとてつもない巨大空間が広がっていることがわかります。



イケメンマネキンが伝える銀山の採掘作業

見学できる坑道内はかなり快適ですが、鉱山作業は常に死と隣り合わせでした。時折現れるマネキンがその過酷な労働環境を伝えてくれています。
驚くべきは、江戸時代の採掘作業の方法。なんと、「のみ」一本で岩を削り、手作業で坑道を掘り進めていたのです。マネキンたちはかなり余裕な表情ですが重機も電気もない時代、狭く暗い坑道の中で、少しずつ岩を削っていく作業は過酷そのもの。1日で15センチしか進めなかったと言います。


このダンディーなマネキンは坑道内が酸素不足にならないように唐箕で新鮮な空気を坑道に送っているところを再現しています。確かに酸素不足では人間の作業はままならない。当時のリアルな様子が伝わってきます。

明治時代に入りフランス人の技師が着任。生産性アップ!

江戸時代には**徳川幕府の直轄地(天領)**として、重要な産銀地のひとつに発展した生野銀山ですが
その後、明治政府官営鉱山となりフランス人技師ジャン=フランソワ・コワニェが着任。これまで手作業で進められていた作業が、凄まじい勢いで近代化されました。見学ルート後半では機械を使って掘削をしたり、火薬で坑道内を爆破して鉱石を採取したりする様子が再現されています。


その後、生駒銀山は皇室財産→三菱合資へ払い下げられ、昭和48年(1973)に閉山を迎えます。翌年の1974年(昭和49年)に坑道巡りなどを行うことができる観光施設として営業を開始し、貴重な産業遺産として保存。当時の人々の知恵と努力を後世に伝えています。




坑道でワイン熟成!?生野銀山ならではのワイン貯蔵庫

生野銀山の坑道内には、意外にもワインを熟成させているスペースがあります。
年間を通じて13℃前後という坑道内の安定した温度と高い湿度は、ワインの熟成に理想的な環境。光や振動がほとんどないため、ゆっくりとまろやかに熟成が進むそう。
意外な組み合わせに、立ち止まるお客さんも多く生駒銀山のちょっとした見どころでもあります。近くの小学校の卒業記念ワインなるものもありました。成人式で飲むのかな?

生野銀山文化ミュージアムの見学と金銀すくい体験もできる!

敷地内には生野銀山文化ミュージアムという施設も隣接。またお土産売り場の奥には天然石のすくいどり体験(800円)や金銀錫のすくいどり体験(1500円)コーナーが存在します。興味のある方はぜひどうぞ!
アクセス
公式HPhttp://www.ikuno-ginzan.co.jp
- 住所:〒679-3324兵庫県朝来市生野町小野33-5
詳しい場所をGoogleマップで確認する。 - TEL.079-679-2010
- 料金:大人1200円、子ども600円
- 時間:4月~10月:午前9:10~午後5:20 (午後4:40)
11月:午前9:10~午後4:50 (午後4:10)
12月~2月:午前9:40~午後4:20 (午後3:40)
3月:午前9:40~午後4:50 (午後4:10) - 休業日:12月~2月の毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)年末年始
生野銀山は車でのアクセスが便利。中国自動車道「福崎IC」から約50分、無料の駐車場も完備しています。公共交通機関を使う場合は、JR生野駅からタクシーで約5分。営業時間は季節によって異なるので、公式サイトで確認してからの訪問がおすすめです。ベビーカー・車椅子利用の方も安心して楽しめますよ。
まとめ:夏も冬も快適!家族で楽しめる歴史探検スポット
生野銀山は、
おすすめシーズンは真夏と冬。涼しさや暖かさを体感しながら、家族みんなで探検気分を味わってみてください。最後までご覧いただきありがとうございました。


