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東京媽祖廟は“神の啓示”で建立!? 異国情緒あふれる台湾寺院の謎とご利益【東京・大久保】

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外観 東京都
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東京・大久保の細い路地裏を歩いていると赤と金色に輝くド派手な中華様式の建物「東京媽祖廟」が姿を現します。

この極彩色の寺院が、なぜ日本の街に現れたのか?その裏には、「神の啓示」というエキセントリックな誕生秘話がある。

今回は、そんな異国情緒あふれる東京媽祖廟の荘厳で美しい姿とその誕生に秘められた不思議な物語を豊富な写真と共に詳しくお伝えします!

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物見遊山

双子父の旅行ブロガー。家族旅行の合間に隙を見つけてはディープで不思議なスポットを巡っています。
旅行記を読むのが好きで、ライターに憧れてブログを始めました。面白いスポットがあればぜひ、教えてください!!

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【東京媽祖廟】入場無料で参拝OK!でも中国語だらけで入りづらい!? 勇気を出して入ってみた結果…

建物の様子

東京の多国籍タウン・大久保に位置する「東京媽祖廟」。この豪華絢爛でゴージャスな建物は、実は入場無料で誰でも自由に参拝することができます。

しかし、境内の案内や説明書きはほぼ全てが中国語。そして建物全体が醸し出す本格的な雰囲気と相まって非常に入りずらい。

建物の入り口から振り返った写真
東京媽祖廟の中から撮影。扉がフルオープンでウェルカムな感じはある

私が入口付近で入ろうかどうしようかとウロウロしていると偶然、スタッフの方が出てきました。

思い切って「見学させていただいても良いですか?」と尋ねると、「もちろんです!どうぞ、どうぞ!」と満面の笑みでウェルカムな様子。
ホッと胸をなでおろし、中へと足を踏み入れました。

一階入り口の様子
一階入り口の様子。参拝者のために荷物を預けるロッカーが完備されていました。
数珠など
お守りやお香等も販売されています。説明書は全て中国語でした。

【東京媽祖廟2階】三国志の英雄・関羽と縁結びの神様「月下老人」にご挨拶

2階の祭壇の様子

東京媽祖廟の建物は4階建てで、各フロアにそれぞれ異なる神様が祀られています。

まず2階で私たちを迎えてくれるのは三国志の英雄として名高い武将・関羽。商売の神様としても信仰される関羽はここ大久保でも多くの人々の願いを受け止めています。

そしてもう一方には、道教の神様、月下老人の姿も。ピンク色の肌に豊かな白い髭をたくわえたこのお爺さんこそ、運命の男女を赤い糸で結ぶという、あの有名な「赤い糸の伝説」のモデルになった神様と言われています。

【東京媽祖廟3階】万能の女神「媽祖」と台湾式本格占い「ポエ占い」に挑戦!

まそ

3階はこの寺院の主神である三体の「媽祖」様が鎮座する「媽祖殿」です。

媽祖はもともと航海の安全を守る海の女神ですが、今では家内安全、交通安全、商売繁盛、合格祈願、心願成就と、あらゆるご利益のある万能の神様として台湾や中国沿岸部で絶大な信仰を集めています。

ポアポエ

祭壇には、台湾のお寺ではお馴染みの「擲筊(ポエ占い)」と呼ばれる占い道具が置かれていました。これは半月形の木片を二つ床に投げ、その裏表の組み合わせで神様の御心をうかがうというもの。

日本ではなかなか体験できないので、挑戦してみました。
ポエポエを2つ同時に投げ、裏表になったら側にある、おみくじを引くことができると言います。

ただし、おみくじの結果は全て中国語。何が書いてあるかよくわかりませんでした。(ポエ占いの詳しいやり方は、台湾の観光情報サイト「台湾さんぽ」などが参考になります。)

おみくじ
おみくじの様子。全部中国語
小さなマソ
壁には小さい媽祖がならんでいました

【東京媽祖廟4階】観音殿と窓の外の“もう一つの中華世界”そして台湾との深い繋がり

4階の窓から見る向かいの建物の様子

最上階である4階は日本人にも馴染み深い「観音殿」となっていました。

ここでハッと気がついたのですが東京媽祖廟では2階から4階までの各フロアは基本的に同じレイアウトで作られています。
バイオハザードなら、各階の像を正しい位置に入れ替えると、どこかに隠し扉が現れるパターン。

そして、この4階の窓から外を眺めると、お向かいのビルも媽祖廟と同じく極彩色の中華様式となっていました。

実はこれ、現在建設中の東京媽祖廟の新館だそう。壁に施された武将たちが勇ましい姿でこちらを睨んでいました。

ちなみに東京媽祖廟にある神様の像やきらびやかな飾り細工などはそのすべてが本場・台湾で造られ、海を渡ってこの大久保の地に運ばれてきたもの。
だから、これほどまでに本格的で、力強い雰囲気を放っていうわけ。

神の啓示で建てられた東京媽祖廟

中庭の龍

なぜ、東京・大久保にこれほど本格的な台湾の寺院が建てられたのでしょうか? きっかけは、東京媽祖廟の代表である連昭恵さんが受けた女神・媽祖からの「神の啓示」でした。

ある日、連さんがお子さんを寝かしつけ、夢と現実の狭間を漂っていた時、媽祖様から直接語りかけられたといいます。

「あなたはじきに海を越え、日本にて事業を始めることでしょう。この事業にはわたしが力添えをしますから、必ず成功します。そしてあなたが事業を成し、十分な富を蓄えた暁には、約束しなさい。道場を建てすべての痛苦と貧窮の中にある衆生を助け、ひろくこれらを救うのです。彼らが苦しみを離れ、安らぎを得ることのできるように。」 (東京媽祖廟公式サイトより引用)

驚くべきことにそのお告げがあった時、連さんには台湾を離れる予定も、ましてや日本を訪れる予定さえ全くなかったと言います。

建立の地である「東京の新大久保」という場所も媽祖様ご自身が決めたのだとか。

まさに神の導きとしか言いようのないエキセントリックな経緯を経て、この東京媽祖廟は誕生したのです。

アクセス

住所:東京都新宿区百人町1-24-12
詳しい場所をGoogleマップで確認する
電話:03-5348-5220
時間:9〜18時
料金:無料

まとめ

東京・大久保の多国籍な喧騒の中に、突如として現れる極彩色の聖域「東京媽祖廟」。今回は、そのきらびやかな見た目の奥に隠された、不思議で心温まる物語と、異国情緒あふれる内部の様子をご紹介しました。一人の女性が受けたという**“神の啓示”から始まり、媽祖様ご自身が建立の地を決めたという、にわかには信じがたい、しかし真実の誕生秘話。そして、関羽や月下老人、万能の女神・媽祖様といった、私たちの様々な願いに寄り添ってくれる多様な神々が一堂に会する空間**。さらに、台湾式の本格的な「ポエ占い」など、日本ではなかなかできない貴重な異文化体験も魅力です。確かに、入口に並ぶ中国語の案内や、あまりにも本格的すぎる雰囲気に、最初は少し足がすくんでしまうかもしれません。しかし、その扉の向こうには、日本で暮らす多くの人々が故郷を思い、静かに祈りを捧げる、**温かく、そして誰にでも開かれた“心の拠り所”**が広がっていました。東京媽祖廟は、大久保という街の多様性を象徴するような、まさにパスポートのいらない小さな台湾。次に大久保を訪れる際には、ぜひ勇気を出してこのきらびやかな寺院を訪れ、その不思議な物語と、そこに集う人々の想いに触れてみてください。きっと、あなたの東京散ా策に、深く、そして色鮮やかな彩りを加えてくれるはずです。最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。