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まるでジブリの世界に迷い込んだよう!京都・吉田山の森に潜む「茂庵」と大正レトロな家並み

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京都府
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「ここ、本当に現代の京都?」 吉田山を登ると現れるのは、まるで映画のセットのような幻想的な風景。大正時代から残る「谷川住宅群」です。

その森の中で一番の人気スポットが、絶景カフェ「茂庵」。
窓から京都市内を一望できるロケーションと、ジブリ作品に出てきそうな建物の雰囲気は一度訪れると忘れられないインパクトがあります。詳しい様子を写真とともにお伝えします。

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物見遊山

双子父の旅行ブロガー。家族旅行の合間に隙を見つけてはディープで不思議なスポットを巡っています。
旅行記を読むのが好きで、ライターに憧れてブログを始めました。面白いスポットがあればぜひ、教えてください!!

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京大知識人たちが暮らした「知の隠れ家」。築100年の時を刻む「谷川住宅群」の正体

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「谷川住宅群」の正式名称は「吉田神楽岡旧谷川住宅群」。

この一帯は大正後期から昭和初期に吉田山の麓に位置する「旧京都帝国大学(現在の京都大学)」で働く教授や知識人たちのための住居として開発されました。
つまり、ここは当時の日本の知性を支えたエリートたちが思索にふけり、暮らしを営んだ「アカデミックな住宅街」なのです。

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築100年近くが経った今も、当時のモダンな姿をほぼ留めたまま現役の住宅地として利用されています。

その歴史的・景観的価値は極めて高く、多くの建物が国の登録有形文化財や京都市の景観重要建造物に指定されているほど。

今回の目的地であるカフェ「茂庵」はそんな歴史深いエリアに位置しています。

【茂庵アクセス】京都・吉田山頂カフェへの行き方!おすすめコースとバス・駐車場情報(2021年閉鎖の駐車場に注意)

神楽岡コース入り口の様子

「茂庵」は、吉田山の山頂に位置しています。
山頂へは4つのルートがありますが、「谷川住宅群」の美しい街並みを通り抜ける『神楽岡コース』が特におすすめです。

神楽岡コースをGoogleマップで確認する

神楽岡コースへは市バスの利用が便利です。
車での訪問は近くのコインパーキングを利用する必要があります。
昔は無料駐車場がありましたが2021年に閉鎖されてしまいました。

市バスの情報

京都駅から・・・・・5、17系統
阪急河原町から・・・5、17、203系統
京阪出町柳駅から・・17、203系統
を利用し「浄土寺バス停」または「銀閣寺道バス停」で下車。徒歩10分〜15分で到着

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神楽岡コースの道中では「五山の送り火」でも有名な大の文字が見えます。

【京都・谷川住宅群】大正モダンな街並みと屋根で踊る“どんぐりの音色”

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谷川住宅群は吉田山の斜面に沿って家々が寄り添うように形成されており、モダンな感性と日本の伝統的な建築美が融合した建物が印象的です。
風情ある石畳の小道や石垣がその独特の雰囲気を一層引き立てています。

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私が訪れたのは秋。ちょうど、どんぐりの実がなる季節でした。
風が吹くたびに、クヌギが揺れあられのようにどんぐりが降り注ぎ、銅板の屋根に当たっては「カチカチ!」と軽快な音を立てていたのがとても印象的でした。

春は新緑、夏は深い緑、そして冬は静寂と、四季折々の美しい風景が楽しめる本当に素敵な場所です。

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森の中の看板が目印!茂庵への最後の小道と予約をおすすめする理由

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吉田山の山頂を目指して歩くと、ついに「茂庵」と書かれた看板が見えてきます。

ここから続く順路に沿って森の中へ足を踏み入れると木々の緑と土の匂いが心地よく、それまでの道のりとはまた違う風情が感じられます。

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そうしてようやく、今回の目的地「茂庵」に到着。

私が訪れた休日の昼過ぎは大変な人気で席が空くまで20分程度の待ち時間で済みました。確実にこの空間を楽しみたい方は公式ホームページから予約をしてからの訪問がおすすめです。

“山上の楽園”の物語 – 実業家・谷川茂次郎が夢見た文化財カフェの歴史

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シックでお寺のような雰囲気さえある「茂庵」。

その歴史は大阪で活躍した実業家・谷川茂次郎氏が大正時代にこの吉田山の広大な土地に壮大な茶苑を築き上げたことに始まります。

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当時の茂庵周辺にはいくつもの茶室や月見台、楼閣などが点在し多くの文化人が集う一大サロンでした。

残念ながらその多くは戦中戦後の混乱の中で失われてしまいましたが奇跡的に残った八畳の茶室ともとは食堂棟として使われていた建物が現在の「茂庵」として活用されています。

窓一面の絶景と“静寂”という二つの最高のご馳走

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順番待ちの末、ようやく入店。
玄関で靴を脱ぐスタイル。磨き上げられた木の廊下を歩くと、ギシ、と心地よい音が響きます。

案内されるのは建物の二階にあるカフェスペース。
そこは、外の緑と光をたっぷりと取り込む、開放的でありながらも落ち着いた和の空間。
太い梁が渡された高い天井、ところどころに残る柱の傷。すべてが、この場所が重ねてきた時間を物語っているようでした。

茂庵の最大の魅力は何と言ってもその窓から望む、一枚の絵画のような絶景です。

特に西側に大きく取られた窓際のカウンター席からの景色は格別。
眼下には京都市街のパノラマが一望できます。遠くには愛宕山や嵐山の稜線までも見渡せ、まるで空に浮かんでいるかのような感覚でした。

【茂庵メニュー】絶景と共に味わう“丁寧な食事”。限定ランチから和菓子、ケーキまで

茂庵は季節の恵みを大切にした、丁寧で美味しいメニューも魅力。

ピタパンサンドのランチプレート(数量限定) 茂庵のランチで特に人気のメニュー。もちもちのピタパンに季節の野菜をたっぷり使った数種類のデリが添えられています。どれも素材の味を活かした優しい味わいで、山の緑を眺めながらいただくヘルシーな食事は心と体を豊かにしてくれます。数量限定なので、ランチ目当ての方は早めの時間か予約がおすすめです。

季節の和菓子とお抹茶のセット 茶苑として始まった茂庵の歴史を感じるなら、このセットは外せません。丁寧に点てられたお抹茶の深い香りと上品な甘さの季節の和菓子が旅の疲れを優しく癒してくれます。美しい器づかいも、目を楽しませてくれるポイントです。

自家製ケーキとドリンク 和のイメージが強い茂庵ですが、実は洋菓子も絶品。チーズケーキや季節のフルーツタルトなど、丁寧に手作りされたケーキは、こだわりのコーヒーや紅茶と共に、午後の静かなひとときを彩ります。

アクセス

【店舗情報】

  • 店名: 茂庵(もあん)
  • 住所: 京都府京都市左京区吉田神楽岡町8
  • 電話番号: 075-761-2100
  • 営業時間: 11:30~18:00 (L.O. 17:00) ※ランチは14:00まで
  • 定休日: 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、夏季・冬季休業あり
  • 公式サイト: https://www.mo-an.com/
  • アクセス:
    • 市バス「銀閣寺道」または「浄土寺」バス停より徒歩約15~20分
    • 市バス「神楽岡」バス停より徒歩約10分
    • 詳細は公式サイトのアクセスマップをご確認ください。
  • 備考: 国の登録有形文化財、予約可、クレジットカード利用不可(現金のみ)

まとめ

今回は、京都・吉田山にひっそりと佇む、まるで時が止まったかのような「谷川住宅群」と、その頂に輝く森のカフェ「茂庵」の魅力をご紹介しました。大正時代の知識人たちが暮らしたという、歴史ある木造家屋の街並み。その風情ある小道を歩き、たどり着いた先にある「茂庵」は、まさに**“山上の楽園”**でした。窓いっぱいに広がる京都の絶景、そして都会の喧騒を忘れさせてくれる**「静寂」という最高のご馳走**。季節を映した丁寧な味わいの食事も、その特別な時間を彩ってくれます。ここは、創業者・谷川茂次郎氏が夢見た理想の空間が、100年の時を超えて今もなお息づいている場所なのです。多くの人で賑わう有名な観光地とは一味違う、自分自身と静かに向き合える、贅沢な時間がここには流れています。次に京都を訪れる際には、少しだけ足を延ばして、この吉田山の森の奥深くへと分け入ってみてはいかがでしょうか。きっとあなたの京都旅行に、忘れられない穏やかで美しい1ページを加えてくれるはずです。最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

参考サイト

今日家まちづくりファンドhttps://www.kyoto-machisen.jp/fund/projects/kaguraoka/
お庭情報メディア.おにわさんhttps://oniwa.garden/moan-茂庵/
文化庁国指定文化財等データーベースhttps://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00004260
文化遺産オンラインhttps://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/188990