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流されることが前提の橋!?時代劇世界へ誘う日本最大級木橋【流れ橋】

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橋の上からの景色 京都府
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橋といえば「頑丈で壊れないもの」が当たり前。
しかし、京都府南部を流れる木津川には、そんな常識を覆す世にも珍しい橋がかかっています。その名も「流れ橋(上津屋橋)」。

なんとこの橋、「洪水時にはあえて流される」ことを前提に設計されているのです!シンプルな木造の橋は、手すりすらない潔い造り。

まるで時代劇のセットに迷い込んだかのような風情ある景色と、木津川の穏やかな自然美。
何度流されても蘇る、京都の不屈の名所をレポートします。

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物見遊山

家族旅行の合間に隙を見つけてはディープで不思議なスポットを巡っています。
旅行記を読むのが好きで、ライターに憧れてブログを始めました。面白いスポットがあればぜひ、教えてください!!

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流れ橋へは車での訪問が便利

駐車場の様子

流れ橋自体に駐車場はありませんが、八幡流れ橋交流プラザ四季彩館に駐車場が整備されています。地元の野菜を購入できたり、食事処があったりと道の駅のような施設です。

車を停めて、ここからのんびりと流れ橋へ向かう。 帰りは地元グルメでお腹を満たす。
そんな完璧なドライブルートが組める便利なスポットです。

周囲はまさかの工場地帯。それでも「流れ橋」への道が美しい理由

流れ橋の看板

「四季彩館」の入り口付近にある案内板を頼りに、いよいよ流れ橋を目指します。

歩き始めて少し驚いたのが、その周辺環境。
のどかな大自然の中にあるのかと思いきや、実は周囲はバリバリの工場地帯! 「本当にここに絶景があるの?」と一瞬不安になるほど、自然豊かとは言い難い雰囲気です。

ただ、殺風景な工場地帯の中で、流れ橋へと続く道だけは驚くほど綺麗に整備されています。

流れ橋に向かう道
ここにも案内板が。丁寧な案内がなされています。
パンダの色だが顔はたぬき
道中の公園にあった見た目たぬきの色だけパンダ。変わった遊具としてTV番組「月曜から夜ふかし」で紹介されていました。

全長356.5mのド迫力!下から見上げて気付いた「木と鉄」のハイブリッド

木津川の石碑

目の前に現れたのは、木津川の対岸までどこまでも続くような長い橋。これが正式名称「上津屋橋」、通称「流れ橋」です。
その長さはなんと全長356.5m、幅3.3m。増水時にはあえて流される構造とはいえ、その堂々たる姿には圧倒されます。

流れ橋を見上げた様子

橋の下に降りて見上げてみると、そのスケールの大きさに改めて驚かされます。
足元となる上部は温かみのある木造ですが、それを支える柱は頑丈な鉄筋で造られています。「流されるための柔軟さ」と「支えるための強さ」。この矛盾した造りも見どころ。

遮るものは何もない。手すりのない橋で感じる、風とスリルと開放感

橋の上からの景色

橋の上に立つと、そこは360度の大パノラマ。
視界を遮る手すりがないため、まるで川の上を空中散歩しているかのような、抜群の開放感を味わえます。

橋の下に流れる木津川

眼下には穏やかな木津川の流れが一望できます。
今はこんなに静かで優しい川ですが、台風や大雨の際には、この巨大な橋を押し流してしまうほどの水量になるというから驚きです。
美しい景色と、隣り合わせにある自然災害の恐ろしさ。

なぜ流されることを選んだのか?戦後の荒廃が生んだ「知恵の橋」

橋の上からの景色

流れ橋が架けられたのは、昭和28年(1953年)。
日本がまだ戦争の爪痕を残し、復興の途上にあった戦後間もない時期のことでした。

なぜ、あえて「流れること」を前提にしたのか。その理由は、当時の切実な経済状況にあります。
荒廃した世の中で、予算も資材も限られていた当時、洪水に耐えうる頑丈な橋を作ることは困難でした。そこで先人たちが考え出したのが、「水害で流されても、安価に復旧できる橋」という逆転の発想です。

自然に抵抗して壊れるのではなく、いなして流し、また直す。
この橋には、厳しい時代を生き抜こうとした人々の逞しい知恵と、質素倹約の精神が刻まれています。

「るろうに剣心」や「暴れん坊将軍」も!名作の舞台になった理由

必要最小限の機能だけを残した、簡素な木の橋。
その結果生まれた素朴な姿は
「暴れん坊将軍」や「水戸黄門」といった往年の名作ドラマはもちろん、佐藤健さん主演の劇場版「るろうに剣心」など、数々の映画ロケ地として使用されています。

橋の上に立てば、気分はまるで映画の主人公。
優たちが駆け抜けたこの場所で、物語の世界に浸ってみるのも一興です。

増水によって流れた後の復旧の流れ

案内板の様子

流れ橋が流れた後の復旧の流れが案内板に示されているので、以下ご紹介します。

①大雨が降れば、水かさが増えていきます。
②川の水位が橋桁はしげたに達すると、橋桁と橋板が浮かびあがります。
③橋桁と橋板はワイヤーロープで橋脚に固定されているため、流されることはありません。
④⑤水位が下がった後に、橋桁と橋板を引き上げて橋脚の上にのせれば、流出前の状態に戻ります

まとめ

流れ橋の橋の上から見る木津川の流れや白い川岸等全てが雄大でとても気持ちの良い場所でした。堤防を進むと石清水八幡宮につながり、サイクリングコースに立ち寄る場所としても人気です。以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

アクセス

四季彩館
住所:〒614-8173 京都府八幡市上津屋56−1
TEL:0759830129
営業時間:9:30~16:30
公式HP http://www.shikisaikan.co.jp

流れ橋
住所:京都府八幡市上津屋宮前川端 流れ橋(上津屋橋)