かつて日本各地に存在した、大人向けテーマパーク「秘宝館」。
その多くが時代の波に飲まれて姿を消した今、温泉地・熱海に最後の砦として妖しく輝き続けるのが「熱海秘宝館」です。
一度その禁断の扉を開けば、そこは昭和の夢と欲望が渦巻くワンダーランド! 当時の最新テクノロジーを駆使したギミックとエロティックな笑いの連続は、感動すら覚えるアダルトエンターテインメント精神。
館内は一切の写真撮影が禁止されていますが、誰にも邪魔されない刺激的で秘密の時間が流れています。
今回は、そんな秘密のベールに包まれた「熱海秘宝館」の雰囲気と衝撃をお伝えします。
真面目にふざける大人の遊び場!再評価される「秘宝館」という遺産

「秘宝館」──性をユーモラスかつ大胆に展示し、昭和という時代を彩った独特の文化施設です。
1970年代後半に全国で花開いたこの文化も、時代の変化と共に次々と姿を消し、今や絶滅危惧種。そんな中、ここ「熱海秘宝館」は日本で唯一現存する、まさに最後の砦とも言える存在です。

しかし、これほど堂々と「性」をエンターテイメントへと昇華させた施設は逆に新しく、
空前のレトロブームと共に、その唯一無二の価値が再評価され始めています。
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入り口にはこれから始まる秘宝の世界を予感させるかのように、男女が妖しく大胆な体勢で入り乱れる刺激的な版画が飾られています。
そして、熱海秘宝館オリジナルグッズも展示されていました。
タオルやTシャツ、帽子といった定番アイテムは秘宝館のすぐそばにある熱海ロープウェイ山頂駅に併設された展望カフェ「うみそらカフェ」で購入可能とのこと。オンライン販売は行われていません。

私のおすすめは「秘宝館」ロゴがデザインされたTシャツ。ドライ生地なので海外旅行の際に着用しています(日本で着るのは恥ずかしい)
どんなオリジナルグッズがあるか事前に詳しく知りたい方は、熱海秘宝館のオフィシャルサイトでも確認することができますので訪問前にぜひ一度覗いてみてください。(公式サイトURL: https://www.atami-ropeway.jp/atami-hihoukan/goods/ )
撮影は入口まで!熱海秘宝館の“掟”とローテク&参加型展示の洗礼

熱海秘宝館は撮影が禁止されています。なんたって、これから目の当たりにするのは一般には公開できない秘宝の数々だもんね。
館内の展示は1980年の開館当時からその姿を大きく変えておらず、どこか懐かしいローテク感が満載です。
体重を感知して、マネキンが動き出したりブラウン管TVに昭和のお姉さんのちょっぴりセクシーな映像が流れたりなど、遊園地のびっくりハウス的な驚かせ演出が何とも味わい深い。
金色夜叉がノーパン!? 一寸法師も大暴れ!衝撃と爆笑のパロディ展示&“乳首ボタン”の罠

数ある展示の中でも特に強烈なインパクトと笑いを誘うのが、胆不敵なパロディ精神に溢れた作品群。
例えば尾崎紅葉の小説『金色夜叉』。有名な熱海の海岸での貫一とお宮の悲しい別れのシーン…かと思いきや、お宮を蹴りつけた貫一がまさかのノーパンで、しかも“あそこ”が小さいという、予想外すぎるオチの展示や
美女マネキンに投影されたデカマラの一寸法師がはいまわるという縦横無尽バーチャル寸劇等など、今のコンプライアンス時代には発想すらしないものが多数。
さらにこれら展示を開始させる無数のボタンも乳首の形をしているという徹底ぶり。いちいち面白くて油断できません。
一周回ってエモい未来感?バブル期の技術と令和に響く“ローテクの魅力”そして秘宝館の真髄

熱海秘宝館の展示は開館当時の1980年代、バブル期の最新技術が投入されたであろうディスプレイが多く見られ、
ローテクでアナログな作り込みが何とも言えない懐かしさで溢れています。
これら年季の入った展示の数々は「時代に追いついていない」と感じる方もいるかもしれませんが、
ブラウン管に映る映像の質感やブラックライトに妖しく照らし出される女性のシンボルたちを見ていると、昔のSF映画が描いた未来の世界に迷い込んだかのように感じられ、一周まわってカッコよくエモい。
訪れる時代や人によって、懐かしくも新しくも感じられる実に不思議な魅力に満ちた場所です。

レトロロープウェイも昭和レトロ好きにはたまらない!熱海城からはすぐそこ(Googleマップの罠に注意)

熱海秘宝館へは車やバスでも行けますが、おすすめは断然「ロープウェイ」です。 ゴンドラの佇まいそのものが昭和レトロで、到着する前からワクワク感を高めてくれます。
そして、秘宝館のディープな世界を堪能した後は、ぜひ隣にそびえ立つ「熱海城」へ。 こちらも昭和の雰囲気が残る味わい深い観光施設ですが、天守閣から一望する相模灘と熱海の街並みはまさに絶景。
ここで一つ重要な注意点。Googleマップなどの地図アプリでは、熱海城から熱海秘宝館まで徒歩数十分と表示されることがありますが、実際には坂道を歩いてわずか3分程度のすぐお隣です。 安心して、この二つの個性的なスポットをセットで楽しんでください。

まとめ
熱海秘宝館──そのちょっぴり怪しげで、しかし強烈に好奇心を掻き立てる名前。
あなたはどんな世界を想像しましたか? 今回ご紹介したように、そこは昭和の香りが色濃く残り、私たちの固定観念を軽々と飛び越える、驚きと笑い、そしてちょっぴりの背徳感が渦巻く唯一無二の空間だったのではないでしょうか。
かつて日本各地に点在した「秘宝館」という名の文化施設が、バブル崩壊や団体旅行の衰退、時代の変化と共にその多くが姿を消していく中、ここ「熱海秘宝館」は**“日本で唯一残る秘宝館”**として、近年ではレトロブームや熱海人気にも後押しされ、若い世代からも新たな注目を集めています。
ワープホールのような不思議な通路、バブル期の豪華さを今に伝えるロビー、そして何より、大人たちが思わず童心に返って夢中になってしまうローテクで参加型の“おもしろエロい”展示の数々。開館当時の雰囲気と、秘宝館ならではの「何でもあり」な魅力は今も健在で、訪れる者を飽きさせません。
「熱海秘宝館」は、ただ古いだけの場所ではありません。それは、昭和という時代のエネルギー、人間の変わらない探究心、そしてちょっぴりのユーモアとサービス精神が詰まった、まさに**“大人のためのテーマパーク”**。
レトロなのかハイテクなのか判別不能な、しかし確実に五感を刺激するその空間は、写真には残せないからこそあなたの心に深く刻まれるはずです。日常では決して出会えない、強烈で忘れられない思い出を求めに、あなたもこの「熱海秘宝館」の扉を開けてみませんか? きっと、懐かしくも新しい、不思議な時間があなたを待っています。最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
アクセス
公式HP <<<https://www.atami-ropeway.jp/atami-hihoukan/
公式HPに割引券あり
住所:〒413-0023 静岡県熱海市和田浜南町8−15
詳しい場所をGoogleマップで確認する
時間:9時30分~17時30分(最終入館17時)。休館日なし
駐車場有
おすすめの行き方
・車でもしくは熱海から「湯~遊~バス」で熱海城で下車後徒歩
料金
【入館料】
| 一般 | 1,700円 |
|---|---|
| 障がい者手帳等をお持ちの方 | 1,000円 |
| 団体料金 | 1,600円 |
【入館料+ロープウェイ往復】
| 一般 | 1,900円 |
|---|---|
| 障がい者手帳等をお持ちの方 | 1,100円 |
| 団体料金 | 1,800円 |
- ※18歳未満の方は入館できません
【熱海駅より山麓駅→ロープウェイにて熱海秘宝館へ】
●タクシーをご利用の場合熱海駅タクシー乗り場より約10分。●路線バスをご利用の場合熱海駅よりバスターミナル7番線「熱海港・後楽園」行きにて約10分、
終点「後楽園」下車。徒歩0分。●熱海市内名所めぐり「湯~遊~バス」をご利用の場合熱海駅より湯~遊~バスにて約8分、「マリンスパあたみ」下車。徒歩4分。●熱海ベイリゾート後楽園シャトルバスのご案内アタミロープウェイをご利用のお客様は、山麓駅に隣接する熱海ベイリゾート後楽園の無料シャトルバスをご利用いただけます。
【熱海駅より熱海秘宝館へ】
●タクシーをご利用の場合熱海駅タクシー乗り場より約15分。●熱海市内名所めぐり「湯~遊~バス」をご利用の場合熱海駅より湯~遊~バスにて約20分、「熱海城」下車。徒歩3分


