2012年に総工費約100億円をかけて新宿歌舞伎町にオープンしたロボットレストラン。名前は「レストラン」ですが、ただのレストランではありません。なんとびっくり、電飾が眩しい毘沙門天ロボと高さ3メートルを超える巨大ロボットがゆさゆさと踊り、ド派手な音を立てながら戦車と恐竜が戦うショーが繰り広げられるレストランなのです!詳しい様子を写真とともにお伝えします。
ヤンキー文化と未来デザインの融合レストラン

新宿歌舞伎町の中心部に位置するロボットレストラン。店内に入ると英語で話しかけられる。戸惑っていると「あ日本人ですか」と対応してくれました。どうやらお客さんのほとんどが外国人なようです。
ショーが始まる前にレストラン兼待合所のような所に案内されました。このレストラン兼待合所の内装がすごい!ゴールドやシルバーを基調とした壁にオリエンタルデザインが落とし込まれている。意図したダサさと近未来感が融合されていて、居るだけで楽しい空間です。
注文した割高なコカコーラーを飲んでいると、ダフトパンク的コスチュームに身を包んだギタリストが登場。

始まりの合図もなく、急にソロ演奏が始まるのですが誰も驚かずに会話をしている。あれ、外国ではこう言った景色が普通なの?

その後、地下の別会場に案内されてショーがスタートしました。
大都会の地下空間で行われる大人のエレクトリカルパレード

広くはない細長な広場を囲むように配置された席に座り、ショーを心待ちにする。隣の人と太ももが触れ合う程、密集した座席配置だ。
ショーが始まる前にロボットが行き交うであろう中央の細長広場にTシャツやネオンデザインのグッズ販売台車が何度も行き交う。商魂たくましい様子にうんざりするが外国人がめっちゃ買ってる!インバウンドおそるべし。しばらくするとショーがスタート!「千本桜」「まつり」などJAPANな演目。演出がとにかくド派手で爆音だ。



「やべえ所に来てしまった」と呆然とするのも束の間、目眩を覚えるような怒涛の展開が繰り広げられる。
中盤になると悪者を倒すという寸劇が始まる。カンフーパンダの登場で大盛り上がり。外国ではカンフーパンダがこんなにも人気なんだと二重で驚きます。クライマックスは野猿の「Fish Fight!!」の演目。


気が付けば大勢の外国人と「Fish!Fish!Fish!」と熱唱しサイリウムを振っている自分にハッとする。これが呆然を通り越した先に辿り着く境地か。最後はロボットレストランのオリジナルソングで大盛り上がりで終了!不思議と耳に残るメロディーと歌詞が癖になる(この曲↓)

あの景色は幻想だったのか・・・??
ショーが終わり地上へ戻る。戻ると言うよりも引き戻されるといった感覚か。さっきまでのロボットショーの爆音と比べると歌舞伎町の雑踏音が雨垂れ音のように静かに感じる。歌舞伎町一番街のアーチ電飾がなんかしょぼい。ロボットレストランを楽しんでいた5分前の光景が懐かしくもあり、恋しい。
現在「ロボットレストラン」は休業中です。最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
アクセスと参考サイト
アクセス
東京都新宿区歌舞伎町1ー7ー7
新宿ロボットビルB2F
TEL 03-3200-5500
■JR山手線 新宿駅
東口より徒歩5分
■ 東京メトロ各線 新宿三丁目駅
B9出口より徒歩5分
参考サイト
公式HPhttp://shinjuku-robot.com/pc/?lng=ja
公式YouTube ROBOT RESTAURANT 2019 PV https://www.youtube.com/watch?v=16Tw2mc7Crw