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琉球王国最高の聖地であり沖縄屈指のパワースポット【斎場御嶽】

御嶽の象徴 沖縄県
ブルースチェン

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京都府在住で32歳。趣味は格闘技観戦と観葉植物を育てること。

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沖縄には御嶽と呼ばれる聖地が存在し、古来より神の降り立つ場所として崇められてきました
中でも斎場御嶽(せーふぁうたき)は琉球王国、最高の聖地と呼ばれる場所であり、最高神女「聞得大君」の就任の儀式や国の豊凶を占う儀式が執り行われた場所でもあります。

「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産リストに登録されており、近年は沖縄屈指のパワースポットとして話題のスポットだ

見どころと様子を写真とともにお伝えします

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「南城市地域物産館」でチケットを購入しましょう

斎場御嶽の近くにある「南城市地域物産館」にチケット販売所と駐車場があります
物産館裏は高台になっており、エメラルドブルーの海を眺めることができますよ

販売所の様子

ハブとマングースの沖縄らしいポケモンふたもあります

ポケふた

物産館から斎場御嶽の入り口まで約徒歩10分(約400メートル)。ずっと坂道なので真夏だとかなりきつい

物産館から御嶽までの道のり

御門口(ウジョウグチ)で漂う神聖な雰囲気

斎場御嶽の通路

斎場御嶽に入る参道の入口の右側には6つの香炉が置かれています。これは敷地内の神域(イビ)の数を表しており、その分身として大切に扱われてきました。
斎場御嶽は男子禁制の地で、これより先は神の許しなしには国王ですら入ることはできなかった。入れない人々はここで6つの香炉に向かって祈りを捧げてきました

御門口付近には琉球開びゃく始祖・アマミキヨが降り立った神の島、久高島を見ることができます

久高島

入り口を抜けると、静かでひんやりとした神聖な空気を感じる瞬間がありました。石畳を歩くと琉球神話の世界から王国の時代、そして戦争の渦に巻き込まれ、外国文化がチャンプルされた現代の沖縄へと続く激動の歴史に思いを馳せずにはいられませんでした

入り口の様子

斎場御嶽内には1945年の沖縄戦で打ち込まれた艦砲穴が残っている

艦砲穴

祈りの場所、大庫理(ウフグーイ)

大庫理(ウフグーイ)

最初の拝所は大庫理(ウフグーイ)
大広間や一番座という意味をもつ祈りの場所で、聞得大君即位儀式の際に中心的な役割を果たしました。首里城正殿の中にも同じ名前の広間がある程、重要な場所です

11時ごろに訪問すると大きな目の前の岩に向かって白装束のユタがお祈りをされていました

台所を意味する寄満(ユインチ)

寄満(ユインチ)は「台所」を意味しますが、中国のセジ(貢ぎ物)を寄せる所という意味があります。貢ぎ物を供えるための石積みの舞台のような台があります。
第二次世界大戦前まで、その年の吉兆を占う馬の形をした石(うまぐゎーいし)が置かれていました

一番の映えスポット三庫理(サングーイ)とチョウノハナ

さんぐーいの風景

斎場御嶽の中でも有名な拝所が三庫理(サングーイ)です。2つの大きな岩が左右に支え合い、三角形の神秘的な空間です。柵が設けられており、奥に進ことはできませんが、突き当たりの部分が三庫理で右手には「チョウノハナ」と呼ばれる拝所の香炉が置かれています

サンぐーい

シキヨダユルアマガヌビー、アマダユルアシカヌビーの壺

大きな2本の鍾乳石から滴り落ちる水は「聖なる水」とされています。それを受けるシキヨダユルアマガヌビー、アマダユルアシカヌビー壺が置かれています。「ヌビー」とは美しい水のことを差す昔の言葉。

個人的にここが一番のパワーがもらえる感じがしました。大自然に囲まれた空間に差し込む光や植物と土の匂い、鳥や虫などの生き物の鳴き声、ポタポタと一定のリズムで滴る聖水・・・聖なる場所に自分がいるんだなと実感する

普段の生活の中で話したり見たり聞いたりすることは多いけど、感じようとする機会は少ない。斎場御嶽で日常では感じられない感覚が呼び起こされる不思議だけど心地良い体験ができます

アクセス

住所:沖縄県南城市知念久手堅
詳しい場所をGoogleマップで確認する
TEL:098-949-1899
料金:入場高校生以上300円、小・中学生150円
時間:9~18時(入場チケット販売時間:3~10月は17時15分まで、11~2月は16時45分まで)
定休日:不定休(年2回休息日あり)
アクセス:那覇空港道南風原南ICから車で40分、または那覇バスターミナルから338番志喜屋線の路線バスで1時間5分、斎場御嶽前バス停下車、券売所まで徒歩すぐ
駐車場:150台(南城市地域物産館・知念岬公園駐車場を利用)