「アフロヘア」といえば、陽気に踊るダンサーやアフリカ系アメリカ人のシンガーを想像するが、アフロにそっくりな髪型の仏像が金戒光明寺に存在する
「なぜ仏像なのにアフロ??」と思う所だが
仏様が長い時間、人々を救おうと修行をした結果、髪の毛が伸びきってアフロのような見た目になったのだそう
この仏像、正式には「五劫思惟(ごこうしゆい)阿弥陀仏」といい全国でも16体ほどしか見られない。しかも通常は非公開のものばかりで大変貴重なものなのだ
少し分かりにくい場所にあるので、行き方と詳しい様子を写真とともにお伝えします
五劫思惟阿弥陀仏への行き方
まず、境内に入ると大きな山門に辿り着きます。その先に階段が続いていますが、階段を登らず階段を正面に右に曲がりましょう
すると小さな橋に到着します。この先は墓地と急勾配な階段が広がっています
階段を登るとすぐ左手にアフロの仏像が!インパクトのある見た目ですが、周りの風景に溶け込んでいるので、少し見つけにくいです。階段を10段登ってすぐ左です!
五劫思惟阿弥陀仏の写真
アフロというか、めちゃくちゃデカいヘルメットを被っているような姿。毛量がてんこ盛りである。見たことのない姿だ
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なぜアフロなの?
アフロの仏像はなぜこんなにも不思議な髪型をしているのか、答えは仏教経典の「無量寿経」に記されている
「阿弥陀仏が法蔵菩薩の時、もろもろの衆生を救わんと五劫という長い間、思惟をこらし修行をされた結果、髪の毛が伸びて渦高く螺髪(らほつ)を積み重ねた頭となられた様子を表した」
つまりこのアフロに見える髪型は何もインパクトを残すデザインではなく
長い時間、生きとし生きるものを救うためにはどうすれば良いうかと考えている間、髪の毛が伸び渦高く積み重なった頭髪だということだ。とてもありがたいお姿なんだなあ
「五劫思惟阿弥陀仏」は東大寺や兵庫の西楽寺など全国でも16体ほどしか見られない。しかも通常は非公開のものばかりで大変貴重なものです。金戒光明寺の石仏は江戸時代中期の製作だと伝えられています
まとめ
京都で一味違った仏像を見たいという方に金戒光明寺「五劫思惟阿弥陀」がおすすめだ。インパクト絶大で少し面白おかしく見えるが、長年の修行により髪が伸びきった姿であり、とてもありがたいものでした
最後までご覧いただきありがとうございました
アクセス
住所:〒606-8331 京都府京都市左京区黒谷町121
詳しい場所をGoogleマップで確認する
電話:0757712204
料金:無料
駐車場有(有料)
HP:https://www.kurodani.jp/